全国の通信記事
2015年6月26日号
福井中 布教の種を蒔き続けてまいります!
【福井中】平成二十七年六月二十六日(金)、鯖江市妙法寺において福井中部布教師会の本年度から新事業となる第一回目の「布教月例会」が、参加者三十名のもと執り行われた。会長の廣橋是晃上人(鯖江市妙法寺住職)は、私たち僧侶からみた観点だけではなくほかのいろいろな業界の方たちに来て頂いていろんなお話を聞いて布教の材料にして頂けたらと思います、と挨拶で述べられた。
一回目の月例会講師に福井市の近藤法衣店店主近藤哲朗氏が「法衣業界の現状と伝統工芸の間で」をテーマに講演を頂いた。講演では、京都西陣織の特徴や技術など、また、現在の状況として、和装の衰退や需要不足、後継者不足に伴う高齢化が問題になっており、西陣織の伝統工芸の技術が失われつつある。消費者である宗教界の方々にも今後の方向性をよく考えて頂きたい。との声もあがっていた。
また、七月三十一日(金)第二回目となる「布教月例会」では、福井県越前市の林病院麻酔科医師石本雅幸氏が「麻酔の話」をテーマに、麻酔の歴史や認識、なぜ麻酔は効くのか、また麻酔にまつわるエピソードなどの講演を頂き、最終的には、患者さんの不安な気持ちを取り除き、安全かつ守ることが最も大事です。と語った。
2015年6月25日号
福岡 筑後組青年会が川施餓鬼法要
【福岡】去る六月二十五日に筑後組青年会(田中潮順会長)主催、第四十三回大会川施餓鬼大法要が久留米市石橋文化センター共同ホールで行われた。
午前十時半より法華和讃奉唱、その後、筑後組門中会松本修学副長を導師に施餓鬼法要が厳修された。
法要後、松本副長の挨拶。続いて福岡県宗会議員佐野前延上人が祝辞を述べ、法要後には、昨年度の荒行を成満した三人の行僧による特別祈祷も行われた。
その後昼食を挟み清興としてフルート、バイオリン、ピアノによるアンサンブルコンサートが行われた。オペラから歌謡曲まで様々な曲が演奏され最後は観客と一緒に童謡「ふるさと」の合唱で締めくくり、午後二時過ぎ、田中会長の謝辞をもって全日程を修了した。
松本副長、佐野上人、田中会長、共に挨拶の中で今年が終戦七十年の節目であることに触れ、戦争による犠牲者の哀悼の意を述べるとともに、この戦争によるさまざまな教訓を次代に伝えていくことの大切さを述べた。
2015年6月24日号
千葉東 修法師会が震災復興読誦会
【千葉東】6月24日午後3時より、多古町妙興寺(冨永観瑞代務住職)に於いて、修法師会(井村大應会長)主催による震災復興読誦会が開催され、会員18名が参加した。
修法師会研修会の一つとして開催され、今年で3年目になる。妙興寺は日蓮聖人の直弟子、中老僧日辨聖人によって正安2年(1300)年に創建された古刹で、多古藩主の菩提寺としても有名だが、東日本大震災により堂宇が被災したことを契機に、震災復興のための読誦会が行われるようになった。
読誦会は二部に分けて行われ、第一部では法華経要品を読誦し、いのりの言葉を唱えて犠牲者の供養をし、第二部では寿量品を転読し、ご祈祷を行い復興の祈りを捧げた。