2014年9月14日
山梨三・平成二十六年度 第一回 朝粥会
【山梨三】九月十四日、南アルプス市飯野の福王寺(杉町智元住職)を会場に布教師会(望月義文会長)主催、寺庭婦人会(佐野邦子会長)共催、宗務所(横山義弘所長)後援の『平成二十六年度・第一回 朝粥会』が開催された。
この朝粥会は飽食の時代に食の原点を見直し、「命の尊厳を見直す」というテーマで毎年九月から十一月までの間、管内寺院を会場に毎月一回行われている。
この日は残暑も一段落し、穏やかな好天のもと早朝から百二十三名もの参加者が集まった。
会は恒例の「たちばな和讃会」(安藤喜美恵会長)会員二十名出仕による法華和讃奉詠で幕を開け、杉町住職を導師に約二十分の朝勤を行った。
朝勤後の挨拶で杉町住職は、この朝粥会が長年に亘って継続されていることを讃え、そして「一粒の米も功徳と辛苦によらざることなし、という食法の言葉にあるように、お米の一粒一粒に命を繋ぐありがたみを感じながら今日一日を過ごして頂きたい」と述べた。
続いて布教師会会員の石原義春師の法話が行われ、「浄土というも地獄というも他には候わず、ただ我らが胸の間に有り。これを悟るを仏という」という日蓮聖人の言葉を例に、ものの見方、捉え方の違いで幸にも不幸にもなることを説いた。
そして「私たちがものを見る時には環境や自身の価値観に左右されるが、それでは物事の一面しか見えない。そうではなく全体像、ありのままの姿つまりは真実を見ることが大切である」と述べた。
法話終了後、本堂にて寺庭婦人会が早朝から用意したお粥が振る舞われた。
現代の日本人にとって「お粥」は非常に質素なものではあるが、参加者たちはこの一杯のお粥によって「少欲知足」ということを改めて学び、命を繋いでいける幸せな一日の始まりを心から味わった。
この朝粥会の第二回目は十月五日に南アルプス市東南湖の長久寺(丸茂玄英住職)、第三回目は十一月二日に同市大師の了泉寺(渡辺顗成住職)で開催される。



















