全国の通信記事
2014年3月2日号
青森 正伝師を導師に国祷会
【青森】三月二日、外ヶ浜町聞法寺(工藤堯幸住職)において正伝師円成国土厳淨国祷会が大荒行を成満した東北各地区の行僧、、県内外有縁の各聖参列のもと開催された。
国祷会に先立ち、工藤正伝師を導師に水行式を行い身を清め、正伝師円成の御報恩報告、日本国土の安泰を祈り国祷会を執り行った。堂内は行僧の一糸乱れぬ読経で包まれ、渾身の修法が始まると多くの檀信徒は頬に感涙を流していた。
式後、小山青森県宗務所長、木立青森県修法師会長の祝辞に続き大塩日蓮宗伝道部長が「正伝師の卓越した手腕により素晴らしい荒行堂になった事に感謝申し上げるという宗務総長の言葉を預かって参りました。今荒行堂は日蓮宗存亡を掛けた荒行堂であり宗門内外から今までにない程の注目を集めた中で相当な重圧にも負けずに正伝師の任務を遂行なされた事に心から敬意を表します。ますます宗門発展の為にお力を貸していただきたい」と祝辞を述べ、最後に工藤正伝師が「遠い遠い聞法寺にお集まりいただきありがとうございます。行僧上人は、もう二度とかぶりたくない程冷たい津軽の水を一緒にかぶって頂きありがとうございます。これからも頑張ります。」と謝辞を述べた。
お寺の婦人会で女性檀信徒同士の交流も深める
【兵庫北】三月二日、本高寺(宮﨑英一住職)で第十三回婦人会総会が行われた。
同寺の檀信徒婦人部で構成される婦人会(会長松岡節子)は、発足より十三年を数える。
毎年、三月第一日曜日に総会が開かれる。
法味言上の後、広間で和讃研修を行い、年度行事の調整と、お手伝いのローテーションが決められる。
さらに、女性檀信徒同士の交流も深める目的で、食事会を開き、ゲームなどをして終始和やかな雰囲気で時間は過ぎていった。年配の女性から、若年の女性まで集まるので、皆楽しそうに過ごしていた。
和讃は、毎年のお会式で奉唱される。
被災地にひまわりの花を供養
【千葉西】宗務所(土井了真宗務所長)では、千葉県西部檀信徒協議会(市原市・長妙寺総代・今井靖夫会長)、千葉県西部檀信徒青年会連絡協議会(茂原市・實相寺信徒・鈴木敏文会長)共催のもと、東日本大震災からまもなく3年となる3月2日、東日本大震災復興支援 第3回慰霊宗務所団参を実施。バス2台、教師、寺庭婦人、寺族、檀信徒76名が参加。
今回は、宮城県石巻市立大川小学校 慰霊祭壇前と慰霊碑の前にて死亡・行方不明74名の児童と10名の教師、大川地区で大津波によって亡くなられた方々、東日本大震災犠牲者、関連死者の冥福を祈る慰霊供養・復興祈願法要を行った。
土井所長を導師に、宮川了暢千葉県西部青年会会長、田澤裕泰千葉県西部青年会副会長を式衆とし、法要を開式。
持参した房総半島で栽培された「ひまわりの花」200本を参加者、遺族の方々、現地に慰霊に訪れた方々に配布し献花供養を行った。
あわせて山本隆真宗務所副長が慰霊団参に寄せられた水に溶ける「慰霊紙塔婆」300枚を津波が乗り越えてきた高台を経由し、現地傍を流れる北上川に犠牲者の追善を念じるお題目とともに納水供養。
「私たちの歩いた場所に津波が押し寄せ、多くの子どもたちが流され、命をうしなわれたのですね。小学校の裏山になぜ避難できなかったのか、なんとも言えない、疑問と悲しさ、悔しさが込み上げてきます。この場所に来なければわかりませんね。」と参加者は頬を濡らしながら、子どもたちの声が響き渡ったであろう静かな校舎校庭に合掌して現地を後にした。
第2会場では、宮城県七ケ浜町 立正結社教導 加藤錬榮師を講師に迎えた。
『この震災を体験して「あたりまえの日常への気付き・感謝」』と題し、震災前、震災中、震災後から今日までの経過を写真映像を交えながら、実体験のお話しをいただいた。
加藤師は、震災の津波で堂宇を流され、今でも賃貸住宅に居住しながら、被災者の心のケアに奔走され、大川小学校の「ひまわりを植える運動」にも尽力されている。
今回、ひまわりの献花供養を行ったきっかけは、加藤師から『ひまわりのおか』という一冊の本が紹介されたことによる。わが子を亡くされたお母さんたちが、避難しようとした小高い場所にひまわりを植える運動をはじめました。太陽に向かって元気にすくすくと背を伸ばし、花を咲かせる姿にそれぞれの思いを重ねながら、慰霊を続けていらっしゃる。
微力ながら私たち宗務所でも、雪の残る現地に房総の暖かい気候でひと足早く栽培頂いた「ひまわり」を持参し、献花し、現地で手をあわせ、お題目を捧げ、少しでも慰霊復興の一助にさせていただきたいとの願いから実現したものであった。
講演後、土井所長より加藤師に「慰霊紙塔婆」による浄財を『復興活動支援金』として託された。
最後に月崎了淨伝道担当事務長(長南町 長久寺住職)が、「本日、ひまわりを献花させて頂いたのは、大川小学校の「ひまわり」は夏だけでなく、1年365日、寒い冬にでも私たちに、皆さんに、笑顔で手を振っている。ということを現実として表したかったからです。皆様の「ひまわり」はいつでも元気に笑顔で手を振っています。どうか、自分に負けずに、立ち向かってください。私たち日蓮宗寺院、檀信徒は、毎朝、東日本大震災で命を亡くされた方々の追善と今現在、必死に生きて生活されていらっしゃる皆様の幸せを祈っています。供養をさせていただきありがとうございました。」と挨拶を結び、帰路についた。
第1回慰霊団参は、平成23年10月、宮城県仙台市若林区荒浜地区での献香供養。宮城県宗務所 塩竈市顕妙寺(日野教恵住職)本堂にて慰霊復興祈願法要。
第2回慰霊団参は、平成24年10月 福島県いわき市薄磯地区での献香供養。福島県宗務所 いわき市大寳寺(小林智英住職)本堂にて慰霊復興祈願法要。
会津若松市 本山妙國寺(伊藤耀道貫首)にて慰霊復興法要を実施してきた。
今回、はじめて現地被災者当人からお話を直接に拝聴するという時間を持った。がれきは撤去されても、止まった時間。遠い復興。少しでも立ち上がっている人々。立ち上がれずにいる人々。参加者誰もが、忘れてはいけない、伝え続け、祈り続け、支援し続けていかなければならないと心に誓った1日であった。



















