2013年12月17日
日蓮聖人御出船の地、佐渡真浦で日蓮堂の修復工事
【新潟北】佐渡流罪の御赦免を受けた日蓮聖人は、文永11年(1274)3月13日より真浦の津で風待ちをされ、同15日御出船された。真浦は佐渡島で最後にご滞在された地であり、船出の際、題目の文字が波に浮かんだと云う「波題目」の伝説が残る。20年後の永仁2年(1294)に佐渡御霊蹟を訪ねられた日像上人が宗祖を偲ばれ真浦の地に五輪塔を建立し、ここより能登に渡り北陸道をご開教された出発点でもある。日蓮堂はこの五輪塔の側に、嘉永2年(1849)に建立されたもので、近年老朽化が進み倒壊の危機にあった。管理者の永井学氏が真浦霊蹟保存会を結成し募金を募り、修復工事を開始しているが、永井氏によると、「お陰様で、庫裏の解体や立木の伐採を終えることができました。現在まで、ご篤志をいただいたお寄せ下さいました皆様にこの場をお借りして御礼申上げます。」「今後、お堂の修復を中心として日像上人五輪塔など、周辺整備を控えています。皆様のお力添えをいただければ幸いに存じます。」と、云う。(霊蹟の詳細は真浦霊蹟保存会のホームページを参照下さい)
【連絡先】〒952-0712 佐渡市真浦46番地 真浦霊蹟保存会 電話090-4548-0329 sadomaura@yahoo.co.jp