2012年11月21日
東日本大震災復興支援ボランティア活動
【岩手】十一月二十一日、吹き荒れる海風の寒さが肌を刺す宮城県南三陸町。
初冬の被災地へ全国日蓮宗青年会は「東日本大震災復興支援ボランティア活動」を呼びかけ、全国から三十数名が南三陸町ボランティアセンターに集結した。
ボランティア活動内容は瓦礫撤去作業。作業場所は海に近い津波被災地区の住宅跡地だった。東日本大震災の津波により家屋が破壊され瓦礫が散乱し、住宅の基礎が泥で覆い尽くされている状態であった。あの三月十一日から時が止まったままの場所である。そのような場所で瓦礫を見ると仮設住宅の方々は震災を思い出し、外に出ることに億劫になるそうである。これが引きこもりの一つの要因とも言われている。仮設住宅の方々の気持ちが復興に向け半歩でも前進するように、災害ボランティアセンターではこの瓦礫撤去作業を中心に行っている。その場所を青年僧含め約七十人程のボランティア参加者と共に【瓦・外壁・可燃物・家電、陶器・ガラス】など正確に分別し、夕暮れまで撤去作業は続いた。一箇所の住宅地を綺麗にするのに大人が何十人集まっても丸一日かかる。そのような場所が数多く見られた。
まだまだ支援の手は必要でありながらも全国的な風化が進む中、青年僧は瓦礫撤去作業の現状を痛感し、被災地に対し心を寄せていった。昨年と比べれば、支援者は大分減り本当に風化の早さを実感する。
作業後、ボランティアセンター職員の話が印象的だった。「人的支援は終わりを迎えようとしている。次は経済的支援を求めています」、「現地で支援をする人達やその土地で生活をする人達へ光りを当てて欲しのです」、「被災地の基幹産業である水産加工品を購入することは、南三陸町(被災地)の経済復興の一助になります」。被災地での「買うボランティア」、「食べるボランティア」は勿論であり、地元に帰ったら、経済復興の一助として、被災地の特産物を紹介することが復興支援に繋がります。また、支援の一環として現地を訪れた人に、「地元に帰ったら被災地の状況を廻りの人達に是非伝えてほしい」とも語った。
小泉輝泰会長(全国日蓮宗青年会)も、「今回の活動を機に更に我々が出来る事を続けて行きましょう。」と次回開催も視野に、支援の継続を全国の青年僧に向けて述べた。最後に、作業終了の後、現地の防災庁舎跡にて卒塔婆を立て供養も行い、犠牲者の菩提を弔うと共に早期復興の祈願を捧げた。



















