全国の通信記事
2020年2月25日号
青森 寺庭婦人研修会
【青森】日蓮宗青森県宗務所主催の寺庭婦人研修会が、2月25日、弘前市法立寺(小野泰幹住職)で開催された。開会の言葉、玄題三唱に続き秋田宗務所長が「御降誕800年を控え寺庭婦人の力も必要」との挨拶を述べた。
研修会は二講に分けて行われ一講では所員が『降誕800年慶讃東北教区大会について』と題し、聖人の御生誕から教区法要の意義を説明。二講では青森市妙覚寺の寺庭婦人・工藤沙織さんを講師にハーバリウム作りを行った。参加者は「御降誕800年という記念の年を迎えることができ、とても嬉しく思う、力になれることがあれば積極的に参加したい」と語った。研修後昼食を挟んだ懇親会では、終始和やかに情報交換を行っていた。
2020年2月16日号
秋田堯慶師の帰山奉告式
【青森】2月16日、寒風吹きすさぶ中、第参行大黒相承を成満した秋田堯慶師の帰山奉告式が八戸市妙現寺で行われた。行僧歓迎和讃により堂内へ入堂した堯慶師は奉告文で「日蓮大聖人ご生誕799年目の聖日を迎えたこの佳き日に、三代に渡って大黒尊天を勧請出来たご縁に感謝するとともに、波木井実長公ゆかりの青森県南部地方で益々お題目の布教に精進する」と誓いをあらたにした。式中の同行僧挨拶では同じく第参行を成満した吉田安孝師が「堯慶上人は廊下ですれ違う初行・再行僧に必ず「大丈夫か?」と声をかけて案じており、その姿はとても慈悲深いものがあった」と紹介。「今まで家族のことは封印して、張り詰めた気持ちで修行に臨んでいただろうが、今日を以て力を抜き、皆に心を預けて欲しい」と挨拶し、修行を一緒に経験できたことへの感謝を述べて式を終えた。
2019年11月26日号
青森 歳末助け合い唱題行脚
【青森県】令和元年十一月二十六日、平川市法華寺(奈良義厚住職)が日々布教専心する地に於いて、青森県社会教化事業協会(津軽随至会長)主催のもと「歳末助け合い唱題行脚」が遂行された。当日は平賀公民館より約七キロの道のりを、参集した有志会員二十数名により団扇太鼓を手に平川の地へお題目を響かせた。途中奈良住職と檀信徒数十名が待つ町居法華寺へより、御宝前へ法味言上を捧げ、奈良住職の御礼の言葉と温かな飲み物、檀信徒の笑顔に鋭気を養った。平川市は町を抜けると岩木山を正面に林檎畑が雄大に広がる地で、普段であればこの時期は寒風が容赦なく吹き付けるのだが、この日は仏天の加護に見舞われ温かな気候の中無事に完遂することが出来た。集められた浄財は十万六千五百十三円となり、平川市の社会福祉協議会と日蓮宗で勧募を募っている台風十五号・十九号被害の災害義援金へ寄付された。