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2022年10月2日号

東京東 夜のお寺で瞑想体験

東東221005②【東京東】東京東部日青会(吉澤順康会長)と全日青伝道委員会(横井通泱会長 甲州晶洋委員長)共催による「夜のお寺で瞑想体験」が10月2日、深川本立院(甲州誠佑住職)にて開催された。

20代30代という若年層へのアプローチ方を探るため行ったアンケート結果に答える形で「暗闇で行うイミテーションに唱題の要素を取り入れた修行」を構築し、はじめてその実行に挑んだのが今回の試みである。

当企画公式のInstagramアカウントとLINEアカウントから発信された広告・情報によって、当日は26人の参加者が集まり、一対のろうそくのみが照らす本堂内で、じっくりと瞑想修行に励み、そしてゆっくりと心に刻むようにお題目を唱えた。

修行終了後は、参加者から受け付けた質問やテーマによって、スタッフの青年会員を中心にフリートークするという変則形式の法座が行われ、和やかの雰囲気の中様々な意見が交わされた。

終了後、スッキリした表情になった参加者達は修行中に思いを込めたお守りを大事にしまい込むと、ライトアップされた境内を後にした。

尚、令和5年2月23日に篠崎妙勝寺(渡邉哲浩住職)にて次回の開催が決定している。

2022年9月30日号

東京東 東京修法師会創立百周年記念法要

東東221004①【東京東】令和4年9月30日に帝国ホテルにて東京修法師会創立百周年記念法要及び祝賀会が開催された。

令和2年、谷中大圓寺(豊田昌樹住職)において、東京修法師会が大正11年に創立され、春秋の年二回の国祷会の他、柴又帝釈天題経寺の帝釈堂・書院の落成式や本山久昌寺の地鎮祭への出仕、時の皇后陛下安産特別祈祷会四谷正覚寺において厳修する等の活動を行っていたとする昭和4年の記録が見つかったことにより、本年が創立百周年の正当であるとわかり、今般、その記念行事が営まれるに至った。

記念法要は、豊田昌樹東京都北部修法師会長導師のもと、脇導師に外山寛実東京都東部修法師会長、嶋田教要東京都西部修法師会長、吉塚誠滋東京都南部修法師会長、式衆に東京都四管区修法師会員の出仕によって厳修され、力強い読経と木剣祈祷により、同会の益々の繁栄を祈念した。

その後の祝賀会では、まず豊田昌樹実行委員長より開式の挨拶として当記念行事開催の経緯が述べられた後、主賓の日蓮宗管長大本山池上本門寺貫首菅野日彰猊下、日蓮宗加行所伝主大本山中山法華経寺貫首新井日湛猊下、茂田井教洵京浜教区長が順に祝辞を述べられた。そして、吉田顕嶺全国修法師会連合会長による乾杯の発声をもって開宴となり参加者は大い東京修法師会節目の年を祝った。

最後に外山寛実実行副委員長の謝辞を以って、当記念行事は円成を収めた。

2022年9月8日号

東京東 教師研修会

東東221006①【東京東】東京都東部伝道センター(布施慈宣東京都東部伝道センター長)主催の教師研修会が九月八日、日本橋身延別院(藤井教公住職)にて開催され、二十六名(オンライン出席含む)の管内教師が出席した。

開会に先立ち、布施センター長は、僧侶も政治を勉強していくべきという問題意識から、前回は一番身近な宗門の政治について学んだと回想した上で、今回はそれに引き続く形で「宗門外の政治に目を向け、まさに今、世界的に問題となっている『ロシアによるウクライナ侵攻』を学ぶ場とさせていただいた。各聖にとって実りある研修となることを期待している。」と挨拶を述べられた。

今回の研修会も、前回同様二部構成となっており、まず、一部では防衛省防衛研究所地域研究部米欧ロシア研究室主任研究官である山添 博史氏が講師として「ロシアによるウクライナ全面侵攻」をテーマに講演をなされた。

山添氏は、まず「ウクライナの国の成り立ちやソ連解体という歴史的世界的大事件の影響」、「ウクライナ・ロシア双方における民族意識や国家の境界意識」といった、ウクライナとロシアの両国が抱える争いを生じやすい事情と、その状況下でロシアは強引かつ狡猾に立ち回り、曲がりなりにも、ある程度のラインで安定していたという侵攻以前の両国の関係について詳しく説明された。

そして、その関係性の中においてロシアが今回行った、あまりにも唐突な軍事オプションの選択は非常に不可解な行動であると評価する一方、これに対するウクライナの行動とそこに込められた意志には、単に侵攻への反抗にとどまるものではなく、それを乗り越えて新たな国家として起っていこうと思いが見えてくると、見解を述べられた

二部では、一部で講師を務められた山添氏とガダルカナル島における遺骨収集活動をされている﨑津寛光上人による対談がなされた。それぞれの多大な経験や知識のもと、「僧侶と国際政治」、「防衛問題」、「ウクライナ人と日本人の類似点・相違点」、「宗門による声明文」等、話題は多岐にわたり、大いに意見が交わされた。その中で、山添氏は、ロシアは宗教の多様性に寛容であると言及した上で、武力行為の根拠たる「『絶対悪』への怒りを他者に向けてしまう事」について、仏教界からそれを否定する価値観の伝授という対話を図れる可能性があると指摘された。

最後に、川島秀尊東京東部伝道センター運営委員長は、今回の研修会においてメディアから伝われるレベルの単純な話にとどまらない奥深い事情を知ることができたとした上で、「仏教者としてどう思いどう行動していくべきかという難しい課題について一筋の光を得られたように思えた。」と閉会のあいさつを述べられた。

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新年のご挨拶。

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