全国の通信記事
2023年2月20日号
宮鹿沖 黒木敬順師帰山式
【宮鹿沖管区】令和5年2月13日(月)宮崎県日南市、経王山妙源寺にて黒木敬順師(妙源寺住職)の日蓮宗大荒行堂初行成満帰山報告式が執り行われた。報告式では敬順師の帰りをひと目見ようと多くの檀信徒が集まった。
敬順師は平成28年に遷化された当時妙源寺住職の黒木源章上人の後を継ぎ令和元年、妙源寺に入寺し日々給仕に励んでいた事、敬順上人自身が難病を患っており大荒行堂への入行は諦めていたが、日々の給仕の中で先代住職の御祈祷への熱意を檀信徒から伺い修法師を志すようになった想いなどが帰山報告文の中で綴られていた。
敬順師の想い、病気の事を誰よりも知っている妙源寺檀信徒は皆涙を流しながら帰山を喜んでいた。
また敬順師の挨拶では、涙で言葉を詰まらせながらも檀信徒をはじめ、多くの方に支えられて成満できたことへの感謝と、これからより一層檀信徒の方々、地域の方々へ恩返しが出来るよう精進してしていくと述べた。
2022年11月25日号
宮鹿沖 第30回檀信徒研修道場
【宮鹿沖】令和4年11月25日宮崎県立正寺(森下 恵裕管区宗務所長)にて3年ぶりとなる檀信徒研修道場が開催された。
時間短縮、人数制限を設け、感染対策を徹底し約80名の檀信徒で手を合わせた。
研修道場では大分県延隆寺住職首藤泰隆上人から説法があり、首藤上人ご自身が体験された事を踏まえ、心を育む大切さ、親を想い、家族を想い供養していって欲しいという願いを自作の絵を使い檀信徒にわかりやすく伝えた。
次に、観心本尊抄述作750年並びに佐渡始顕大曼荼羅図顕750年立正安国世界平和祈願法要が行われ、檀信徒と共に祈りを捧げた。
当管区布教師会会長吉田憲由上人は「コロナ感染症拡大防止の為、中止が続いていた檀信徒研修道場をやっと開催でき、皆さんとお題目を唱えられたこと、感謝でしかない。」と語った。
2022年7月30日号
宮崎鹿児島沖縄 第12回龍雲寺わんぱく寺子屋
【宮鹿沖】7月30日(土)宮崎県 都農町龍雲寺(吉田憲由住職)第十二回龍雲寺わんぱく寺子屋が開催された。20名の元気な子どもたちが集まり、三密に気を付けながら規模を縮小しての開催となった。
子供は地域の宝、みんなで子供の成長を見守り続けている大切な行事である。
将来の夢や願いを込めながらプラ板のお守り作り、アクリル絵馬、慣れない筆を使い、写佛体験(今年はアマビエ様、お釈迦様、動物たち)や、数珠作りと沢山の仏教に触れ、修行に打ち込んだ。
今回は平成22年に宮崎県の30万頭の畜産を殺処分する事となった「口蹄疫」で殺処分された家畜の霊位を供養する為、子供達が牛や豚の絵を描いて命に手を合わせた。
また「いのちの授業」を受け子供達は、普段食べている全ての命に感謝をする事の大切さ「いのちに合掌」を学ぶ寺子屋となった。