全国の通信記事
2026年2月26日号
山梨3 聲明師会の教学研修会
【山梨3】2月26日、山梨県第三部聲明師会(村上通明会長)主催の教学研修会が南アルプス市の魚覚を会場に行われた。当日は、僧俗合わせて70名程が参加した。
今回は大曼荼羅とは何か「宗祖日蓮大聖人 大曼荼羅の世界~身延期の本尊を中心に~」と題して講演が行われた。講師として、身延山大学教授の桑名法晃氏が招かれ、日蓮聖人が身延山で過ごされた9カ年のうちに記された曼荼羅本尊について、解説がなされた。
入山後を文永期、建治期、弘安期に区分し、どのような状況で、どんな曼荼羅が記されたのか、その背景が丁寧に考察された。精神的にも肉体的にも厳しい状況の中で、身延山での生活を送る日蓮聖人の姿を想像しながら、参加者はそれぞれに、曼荼羅を通して思いを馳せた。桑名氏は講演の中で、「私たちは日蓮聖人を通じて、釈尊の曼荼羅世界に参入し、その御心に触れることになる。一人ひとりが法華経の行者として、そして、それを支える檀越として、お題目を受持することが大切です」と述べた。
会場には村上会長が復元に尽力した「塵尾(しゅび)」(聖徳太子が使用したとされる法具)が、参加者の目に触れることができるように持ち込まれた。村上会長は最後の挨で、「講演を通して、自己の研鑽に努めることができたと思います。今日は聖徳太子様も見守っていてくれていたことでしょう。これからも学び続け、ご精進ください」と会を締めくくった。
2026年2月18日号
山梨3 山静教区教化研究会議
【山梨三】2月18日、身延山大学講堂において、山梨県第三部宗務所・教化センター企画(企画協力第四部教化センター)の教化研究会議が開催された。当日は、僧侶・寺庭婦人ら約70名が参加した。
テーマは「地方寺院の現実~お寺とは何か?何を{諦める・遺す}のか~」と題し、かつてない変容のただ中にある地方寺院について、研究発表・講演・パネルディスカッション・ワークショップが行われ、立場や年齢を超えて、活発な意見交換がなされた。
講師として、身延山久遠寺庶務部長、日蓮宗長期総合計画PT委員長を務める池上要靖氏、他宗の僧侶らが招かれた。また、オブザーバーとして宗教法人等の諸問題を取り扱う弁護士二名も参加した。講演の中で、「合理的な寺の再編は今後必ず必要になる。その時に、選ばれるお寺になるために、個々の実態に合わせて、今できることを実行しなければならない」という見解がなされる一方で、令和6年11月の宗報に掲載された「日蓮宗グランドデザイン」の解説が池上氏によって行われ、近い将来、直面するであろう現実を研究意図とともに説明を受けた。参加者は真剣な面持ちで講演を聞いていた。また、講演に先立ち、山梨県内の寺院・教師実勢データ分析発表も行われた。その後、第四部教化センター長、SOCIAL TEMPLE代表理事の近藤玄純氏を司会として、パネルディスカッションが行われた。
午後のワークショップでは、「これからのお寺を語ろう」と題し、グループに分かれてワークショップが行われた。宗門から自坊に至るまで、様々な不安・悩み・課題点などを共有し、参加者は立場や役職の垣根を越えて、忌憚のない意見が交わされた。参加者からは「初めて会う人とも、気兼ねなく意見を共有し合うことができ、とても有意義な時間だった」との感想が寄せられた。今後の寺院運営のあり方を考える対話の糸口として、本会議は盛会のうちに終了した。
2025年12月13日号
山梨3 歳末助け合い唱題行
【山梨3】12月13日、山梨県第三部宗務所(岡本正富宗務所長)・同檀信徒協議会(金丸忠仁会長)は韮崎市本町、大蓮寺(望月義仁住職)を出発地に毎年恒例の「歳末助け合い唱題行脚」を行った。
開催当日、出発会場となった大蓮寺には管内教師、檀信徒合わせて80名程の参加者が集まった。当日は寒波の影響で、12月としては非常に寒い1日となり、昨年と同様、厳しい寒さの中での行脚となった。
参加者から成る長い隊列は、教師と檀信徒の代表が掲げる玄題旗を先頭に出発し、それぞれが被災地や世界平和への想いを胸に、力強くお題目を唱え、歩みを進めた。出発に際し、望月住職から挨拶があり、「大蓮寺周辺を行脚隊が歩くのは20数年ぶりです。大変ありがたく、皆様のお題目の声を、近隣の皆様、道行く方々に届けてほしい」と述べた。
今回は韮崎市街地を中心に行脚し、JR韮崎駅前を経由して、出発点の大蓮寺まで戻る、約3キロメートル弱の行程を二時間かけて練り歩いた。
唱題と団扇太鼓の音に誘われ、沿道や民家には手を合わせ行脚隊を見守る近隣住民が多数出てきてくれた「寒い中ご苦労様です。頑張ってください!」と、たくさんの温かい声かけと同時に、久しぶりの行脚だったこともり、「これはどんな行事ですか?」と尋ねてくる住民もいたが、このような方々にもお題目に触れる良い機会となった。
今回の唱題行脚で集まった義援金56万0943円は、公益財団法人「山梨YBS厚生文化事業団」へ寄託され、頻発する自然災害等の復興財源として活用される予定である。



















