全国の通信記事
2026年3月10日号
埼玉 先師法要
【埼玉】令和8年3月10日(火)、埼玉県声明師会主催による管内先師法要が、川越市本應寺において厳修された。本法要は、管内寺院の先師方へ感謝と追悼の誠を捧げるため、毎年執り行われているものであり当日は県内各地より声明師会会員ならびに関係者が参集し、先師方への報恩感謝の誠をもって供養が営まれた。
導師は埼玉県声明師会会長の星光陽上人が勤められた。法要の中で星上人は、「先師方のご功績に報恩感謝の念を捧げ、その教えと伝統を大切に継承しながら、声明師会の発展に努めてまいりたい」と述べ、参列者に対し一層の精進を呼びかけられた。
本應寺本堂には読経と声明の声が厳かに響き渡り、参列者は合掌しながら静かに祈りを捧げた。
法要終了後には、参加者同士で研鑽する姿も見られ、声明の意義と伝統を次代へ受け継いで決意を新たにする時間となった。
2026年3月8日号
埼玉 仁部前崇師の帰山國祷会
【埼玉】令和八年三月八日(日)、埼玉県杉戸町の妙見山上原寺において、令和七年度日蓮宗大荒行堂において筆頭副傳師を務めた仁部前崇師の帰山國祷会が厳修された。
当日は、本年度北関東教区より入行した行僧四名とともに、寒風吹く中で水行が行われ、その後本堂に場所を移し筆頭副傳師の任務完遂を仏祖三宝へ奉告。境内には県内外から約七十名の檀信徒が参拝し、帰山した行僧を温かく迎えた。
仁部傳師は、これまで荒行僧として六回、傳師として四回の行を重ね、今回で通算一千日に及ぶ修行を満了。日蓮宗大荒行堂への入行は通算十回となり、その功績により最高位の称号である「阿闍梨号」を拝受した。
謝辞に立った仁部師は、これまで支えてきた檀信徒や家族への感謝を述べるとともに、「お題目を信じ、南無妙法蓮華経と唱える信仰こそが私たちの拠り所である」と語り、参拝者に信仰の大切さを呼びかけた。
当日は厳粛な雰囲気の中にも、檀信徒からは今年も無事に住職が帰山したことを喜ぶ声が聞かれ、修行を終えた姿に深い感銘を受けていた。
2026年3月2日号
埼玉 北関東教区布教講習会
【埼玉】令和7年度北関東教区布教講習会が3月2日、さいたま市のホテルブリランテ武蔵野において開催された。冒頭、当番管区を代表して埼玉県宗務所長の石黒淳明上人(川口市感應寺住職)が挨拶に立ち、本講習会を無事開催できたことへの感謝を述べた。
講習会では、石川県第二部宗務所長大句哲正上人(珠洲市本住寺住職)が「いのちに合掌〜災害管区の取り組みや復興状況について〜」と題して講演。令和6年元日に発生した能登半島地震から二年余りが経過した被災地の現状と、災害管区の取り組み、復興への歩みについて、自らの体験を交えながら語った。
発災直後、珠洲市では深刻な断水が続き、飲料水の確保はもちろん、生活用水も不足し、日常生活そのものが成り立たない状況であったという。水の確保が命に直結する現実を痛感した体験から、「水は最低でも三日分を必ず備えてほしい」と日頃の備えの重要性を強く訴えた。
被災直後、信者から「神も仏もあったもんじゃない」との言葉を投げかけられたことが今も胸に残っているといい、「深い悲しみの中から発せられた言葉に、何も言い返すことができなかった」と当時を振り返った。そのような中で大句上人は「根拠はないが、笑顔でいるよう努力した」と語り、人の心に寄り添う姿勢の大切さを説いた。
復興とは単なる建物の再建ではなく、人の心の再建でもある。能登の現実は決して遠い出来事ではないとして、日頃からの備えと人と人とのつながりの大切さを呼びかけ、参加者は災害への備えについて改めて考える機会となった。



















