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2025年12月4日号
東京東 寺庭婦人会が鎌倉参拝旅行
【東京東】令和7年、活動を再開させた東京東部寺庭婦人会が12月4日、日帰りで参拝旅行を開催し12名がバスで鎌倉へ向かった。
午前9時、初めに訪れたのは日蓮聖人を開山に仰ぐ日蓮宗最古の寺院・霊跡本山比企谷妙本寺。境内の色づき始めた紅葉を眺めながら二天門をくぐり祖師堂へ、貫首の鈴木日敬猊下を導師に御開帳法要が執り行われた。鈴木猊下は縁起説明後、若い頃に寺庭婦人会を手伝った事や母が会長を務めた思い出などを話され「同会が再び参拝研修を実施できた事は感無量」と喜ばれた。また世界で起こっている争いや物価高騰にも触れ「末法という時代の救いが妙法蓮華経。信心を深め、住職と力を合わせて多くの信者が救われるよう尽力してほしい」と述べられ、同会の発展を祈念された。
続いて松葉ヶ谷霊跡の妙法華経山安国論寺を参拝した。御開帳法要後、導師を務められた平井智親住職の案内で境内を巡り、普段は非公開の御小庵や御法窟、観音堂の地下に残る鎌倉時代後期の武家屋敷の遺構も見学。特に御法窟は日蓮聖人が住み『立正安国論』を執筆されたと伝わる御草庵跡の岩屋で、大変貴重な参拝となった。
昼食を挟んで午後は日蓮聖人辻説法跡地の隣接地に建てられた鎌倉日蓮堂を参拝し、そこから徒歩5分の小町通りで買物を楽しんだ。
帰りの車中で最後の挨拶をした東京東部寺庭婦人会の甲州立江会長は「日蓮聖人の御霊跡を一緒に巡り、信仰と交流を深めた素晴らしい参拝旅行だった。ぜひ来年も開催しよう。」と笑顔で皆に呼びかけた。
東京北 第65回教師研修
【東京北】令和7年12月4日、東京都北部布教師会主催の第65回教師研修会が東浅草 正法寺(佐野詮修住職)に於いて開催された。
講師には開催寺院のご住職である佐野詮修上人より「~寺を取り巻く歴史・文化の魅力を発信 大河ドラマ「べらぼう」と正法寺の取り組み~」と題してお話を頂戴した。
令和7年より現在放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺』の主人公 蔦屋重三郎(喜多川柯理)の菩提寺でもある浅草正法寺、ドラマの放送を契機に寺や郷土の歴史・文化の魅力をいかに工夫して発信してきたか、地域・行政・ミュージアム等との協働・連携、SNS・ホームページ・印刷物等の活用、新聞・雑誌等メディア関係の取材対応、聖地巡礼に訪れた参拝者等への対応など、その成果と課題について、詳しくお話を頂戴した。
まずもって大変苦労されたのは正法寺様は関東大震災、東京大空襲といった幾度の被災により過去帳・什物等、歴史を辿る多くの術を失っていることから、国会図書館、台東区図書館等に趣き様々な文献を収集することであった。そして情報の発信においてはホームページを開設して居なかった為、無料であった宗門のHP作成サービスを活用し情報の発信、XでHPでの記事を投稿し、お参りに来た歴史インスタグラマーと言った発信力のある方々にフォローをして頂いたことが大変良かったという。また、墓碑の近くに貼り紙をすることによってお参りするのに沿って情報を伝えられた事が結果、本質を理解することに繋がって数多くに方々に大変丁寧にご参拝頂くことが出来たと仰る。一年間を通してお寺の法務と年間行事がある中で檀信徒との兼ね合いもありつつ、法務中においてもお参りに来る一般参拝客の対応等、千載一遇の機会と思い日々、努力を重ねてきたが振り返ってみると至らなかった点が多く力不足であったとお話になる。また、「寺離れ、宗教離れ」と言われている昨今にあっても、今回大河ドラマを通して色々な人と関わりの中で、我々僧侶は「神仏と関わる者」「一般人と違う存在」として対応される部分を思ったより感じる事ができ、それは自分の力ではなく、日本人の根底にある信仰の現れではないかと仰る。それが無くならないよう、ご自身も精進していくと述べられた。最後に研修会参加者一同と蔦屋重三郎家の墓碑の前で一読し、追善供養をして講習会は無事閉会となった。
今回お世話になった東浅草 正法寺は天正10年(1582年「本能寺の変」の年)に心壽院日位上人により開山され、日位上人は日蓮宗中興 一如院日重上人の直弟で比叡山遊学の折に毘沙門天の尊体を感得、学頭の許しを得て関東に下向し隅田川の辺りに庵室を結ぶ。毘沙門天を奉安し日夜法華経読誦するところ、通りがかりの徳川家一行より天下平定成就の依願を受けて「謄精を抽んじ祈祷し」徳川の世となった暁に東照神君より寺領(現在の正法寺、東浅草の地)を賜り、日位上人の生国 越前城主松平越前守の祈祷所となる。
江戸中頃には祈祷の大家 唯観院日勇上人が唯観院流という修法の流派をなし活躍、江戸後期には浮世絵の版元・江戸の大文化人である蔦屋重三郎家の信仰を請けご先祖が葬られその供養菩提を今も弔っている。
関東大震災、東京大空襲等幾度の苦難があったが、歴代砕身の護寺丹精が重ねられ平成6年には寺観新たとなり、毘沙門天の霊威いよいよ盛んにして法灯を現在に伝えている。
2025年11月30日号
東京西 世田谷区妙法寺で法灯継承式
【東京西】11月30日、世田谷区大蔵の妙法寺に於いて、小林教一師より小林教正師への法灯継承式が執り行われ、僧侶・檀信徒あわせて150名が参列した。
法要前には万灯練供養が雅楽会、万灯講、檀信徒とともに賑やかに行われたのちに、新たに建立された日蓮聖人の三大誓願を刻んだ石碑の除幕式が行われた。石碑の碑文は日本芸術院会員である妙純寺貫首星日龍猊下が揮毫した。
奉告式ではまず退任される教一導師のもと法要が執り行われた。柳下俊明伝道局長より50年間に渡る寺門興隆・檀信徒教化の功績をたたえ、1級法功章が授与並びに真理子夫人へ3級法労章が授与された。
次いで新住職の教正師に対し、住職辞令が伝達された。
教正師は前住職から払子を継承し、御宝前に進み奉告文で妙法寺の寺歴を読み上げ、仏祖三宝に給仕、御題目の弘通を仏様に誓われた。
尚、教一師は今後も本山村田妙法寺の寺門興隆に励む。



















