全国の通信記事
2025年5月25日号
神奈川3・平塚・蓮昭寺 本堂落成慶讃法要
五月二十五日(日)、午後二時より平塚市・蓮昭寺において第四代となる本堂落慶法要が執り行われ、寺院52名檀信徒103名が参列した。
この度の本堂客殿庫裡建立・境内整備は日蓮大聖人御降誕八百年・七百五十遠忌・蓮昭寺開創四百五十年の報恩記念事業として平成三十一年の春に上谷泰雅住職が決意された。
慶讃文では「情報を集め各方面に相談し、先輩上人の助言をいただき、社会の環境を鑑み蓮昭寺の体力を考えつつ、江成金作棟梁との出会い、檀信徒の協力、知人親族の助成、ことに母髙子と妹浅見照代の多大なる支援を得て、まさに時を待ち、人を待ち、縁を待った今が千載一遇の潮時との思いに至りました」と参列者にわかりやすい言葉を選んだ上谷住職の人柄を表した文言を読み上げ、「これ偏に佛さまのご加護と 関係各位のご協力檀信徒のご支援、工事関係者職人さんの熱意と技術の賜と、歓喜無量、歓喜無量にして ただただ嬉しく法悦の極みです」と感謝の言葉を御宝前へと捧げた。
来賓として山﨑浩道所長は「上谷住職とは長年のご縁をいただいており、奇しくも私の自坊も同じ江成棟梁に協力いただきました。これまでの長年の事業に関して様々な重圧があったかと思いますが、蓮昭寺の発展、宗門のためにお力添えをお願い申し上げます」と祝意を述べた。
閉式の際に上谷住職は「多くの皆さまのお力添えのおかげで寺観を一新することができました。今日参列している母は93歳ですが、実は62年前の5月8日、私は母に背負われ生後6か月健診に行く途中に車にはねられました。母は重症でしたが私は無傷でした。その時に私が生かされたのは今日の本堂新築のためだったかもしれません」と御母堂にも日頃の感謝の想いを伝えて閉式となった。
2025年5月19日号
東京北 岡山最上稲荷妙教寺参拝の旅
【東京北】令和七年五月十九日・ニ十日、『岡山最上稲荷妙教寺参拝の旅』と題し、東京都北部護法団参(参加者五十一名)が実施された。
一日目、羽田空港に集合し、飛行機にて出発した一行は、岡山空港よりバスに乗り換え、昼食会場である最上稲荷妙教寺顕妙閣へ向かった。
昼食を済ませ、一行は最上稲荷妙教寺本殿にて特別祈祷を受け各々の祈願を最上稲修法師の方々に祈念して頂いた。祈祷後、最上稲荷妙教寺山主稲荷泰瑛僧正よりご挨拶、並びにご縁起を拝聴した後、結団式を行い、荒居稔宣宗務所所長より、今団参の参加御礼の御挨拶が述べられた。その後写真撮影を行い、インドの仏塔を思わせる仁王門や、神仏習合の特徴的な建造物である旧本殿、微細な彫刻が施されている七十七末社郡などの諸堂を参拝した。
参拝後バスに乗り妙教寺を後にした一行は、大吉備津彦大神を主祭神とする山陽道屈指の大社、吉備津神社を参拝した後、夕刻に岡山国際ホテルに到着。夕食時には、落語家の柳家我太楼師匠より催しを賜り、今団参に華を添えて頂き、一日目の行程を終了した。
二日目、ホテルを出発した一行は、江戸時代を代表する大名庭園の一つである岡山後楽園を見学した。
見学後バスに乗り、白壁の蔵屋敷、なまこ壁、杉並木など、趣ある景観が楽しめる倉敷美観地区へ移動。伝統的な建物が作り出す町並みを散策した一行は、その後昼食会場である、倉敷国際ホテルに移動し洋食料理を堪能した。また、同ホテルにて解団式を行い、冠哲史伝道事務長より今団参の総括を頂戴した。
14時頃に岡山駅でお買い物を済ませ、新幹線に乗り夕刻には東京駅に無事の到着を以て全行程を円了した。
2025年5月18日号
神奈川2 心のやすらぎコンサート
【神奈川2】鎌倉市扇ガ谷 大乗山薬王寺(大埜慈誠住職)において、五月十八日(日)、「心のやすらぎコンサート」が第七百三十三回開山会に合せて開催されました。檀信徒や近隣住民等本堂内いっぱいの八十人ほどの方々が集まりました。
大埜住職になってから、「開かれたお山」をテーマに、コンサートや落語など様々な催しを開催してから十五年目の今年は、開山日像菩薩の法味言上の後、ヴァイオリン奏者の松本裕香氏、サクソフォン奏者の下村良仁氏、ピアノ奏者の榊原紀保子氏による三重奏コンサートが行われ、情熱大陸など誰もが聴いたことがある十三曲が演奏された。
参加者からは、「感動して涙がでました」「すごく穏やかな気持ちにさせられました」などの感動の声が寄せられた。
大埜住職は、「江戸時代から続いてきた伝統の開山会を開かれたお山の会」として、お寺を幅広く解放する会にしてから十五年。今年も檀信徒の皆様を中心に沢山の方々が訪れてくれました。世知辛い話題ばかりが話題になる昨今ですが、何かを感じに、笑いに、感動に、日頃の悩みを忘れにお寺に足を運んで頂けたら嬉しいです。本来お寺は笑顔になる会として続けていきたい」と最後に挨拶をされました。