全国の通信記事
2025年3月28日号
神奈川2 第18回寺子屋
【神奈川2】神奈川県第二部青年会(会長 横須賀市本行寺住職品田祥哉)では、第十八回寺子屋テーマを「感謝」と題して、日蓮聖人四大法難の霊跡の一つ、寂光山龍口寺を会場として、三月二十八日(金)~二十九日(土)小学生十八名が集まり実施されました。例年夏に行われていました寺子屋は昨年より猛暑対策として春休み開催となりました。 一日目、心配していた雨は午後にはやみまして予定していた江の島散策へと出発。江の島の頂上まで行き、裏の洞窟まで散策をすると汗だくになりました。江ノ島アイランドスパにて汗を流せる感謝をし龍口寺に帰山。夕食は、食事への感謝の「食法」を唱え。作物を作ってくれる方、運んでくれる方、調理してくれる方、沢山の方々に感謝。そして普段自宅で世話をしてくれる方々に感謝することを学びました。 夜は、龍口寺片瀬睦会の御協力をいただき、主にお会式時に行う「纏と太鼓」を教わりました。映像で龍口法難会の纏奉納式をみてから、実際にうちわ太鼓にふれ、音をだしてみたり、纏を持ったりと、纏を持った子どもたちからは「おもい~」と声が聞こえていましたが先生から持ち方を教わると重さを感じないように持てるようになっていました。夜の境内に太鼓の音色が響き渡っていました。 二日目、朝暗い時間に目をこすりながら本堂での朝のお勤めに参加しお経を唱えた。朝食後は、篠田仏具店さんによる、「御香のお話し」、どんな香りがあるのか香りを味い、各自それぞれ気に入った香りで匂い袋を作った。最後にみんなでお昼ごはんのカレー作りを行い二日間終えました。参加者は「来年も参加したい」と感想を述べて帰って行った。
2025年3月10日号
東京東・東京大空襲80年、平和祈願と犠牲者慰霊
【東京東】3月10日、一夜にして約10万人の命が奪われた東京大空襲から80年を迎え、東京東部伝道センターは江東区亀戸の三尊教会(吉澤順將担任)で唱題行を執り行い、犠牲者の慰霊と世界立正平和を祈願した。また併せて翌11日に14年目を迎える東日本大震災の犠牲者にも慰霊を捧げた。
僧侶と信者を合わせ40名が参列する中、挨拶に立った東京都東部宗務所の鈴木貫元所長は、自身が住職を務める墨田区法恩寺にも終戦の年に遺族らが建立した戦災殉難者供養之碑があると追悼の意を述べ、「立正平和の輪を広げるために皆でしっかりと唱題行に勤め、慈しみの心を養おう」と告げた。
本堂を薄暗くし唱題行が始まると、姿勢と呼吸、心を整えた僧俗が一体となって御題目を唱え堂内を響かせた。祈願行では吉澤順康導師のもと平和の祈りと霊界への回向が読まれ、東京大空襲、並びに東日本大震災による物故者の冥福が祈られた。そして最後に誓願行で仏の子たる菩薩として生きることを皆で誓い合った。
閉会に際し東京東部伝道センターの川島秀尊センター長は「戦争の無い世界を作る一歩として、我々一人ひとりがお題目修行に励み、お釈迦様の心を持つようになることが大切だ」と語り、次に開かれる唱題行への参加を呼びかけた。東京都東部では唱題行ラリーと称して管内の寺院を順番に回りながら、年に2~3回、唱題行を開催している。
2025年3月3日号
神奈川3 國祷会
【神奈川3】三月三(月)、修法師会(小泉海文会長)は会長自坊でもある伊勢原市法泉寺にて國祷会を行った。
午後一時三十分開式に先立ち、甘露の雨が降りしきる中、本堂前にて二月十日に大荒行堂を成満した平塚市慈源寺中原善雄氏と小田原市法船寺下津行揺師をはじめとする管内有志による水行が行われた。
午後二時からは管内教師二十名が参加し、大音声で総要品読誦がされたのち第再再行成満中原師を導師に修法祈祷が行われ、国の安穏と世界平和を祈念した。
法要後は大荒行堂成満を祝う歓迎会が行われ、百日間の修行と無事成満を労った。