全国の通信記事
2025年9月12日号
岡山 西身延 妙本寺で秋の妙本講
鎌倉の武士・伊達弾正朝義公は、竜ノ口で日蓮聖人に起きた出来事を目の当たりにし、その信念に感銘を受けて信者となり、後に妙本寺を開創した。これに因み、毎年9月12日に妙本講が営まれている。
妙本寺の伝記には「その夜の奇瑞を見奉り、信伏随従して、わが祖の檀越となり」と記されている。
当日は、県内の僧侶・檀信徒がバスで団体参拝する姿も多く見られ、本堂に入りきらないほどの参拝者で盛大に執り行われた。
法要後には、野山万灯講・岡山万灯講による万灯奉納もなされた。小さな子どもたちも団扇太鼓を手にリズムに合わせて叩く姿があり、地域全体で伝統を継承している様子がうかがえた。
2025年9月8日号
愛媛 中四国教区教師研修会
【愛媛】日蓮宗中四国教区は9月8日、愛媛県松山市の愛媛共済会館で教師研修会を開催した。愛媛県宗務所が当番県として企画したこの研修会には、中四国各県の宗務所長や僧侶・寺庭婦人ら約50名らが参加。講師に宗教学者の植木雅俊氏を迎え、仏教の教えや日蓮聖人の思想について理解を深めた。
研修会の冒頭、教区長の渡邊泰宏師は開会の挨拶で、教区長就任後に植木氏の著書に出会い感銘を受けたエピソードを紹介。この研修会を通して、植木氏の考えに触れる貴重な学びの機会を活かしてほしいと呼びかけた。
講演後には質疑応答が行われ、参加者から活発な質問が寄せられた。ある参加者が、植木氏の著作と異なる意見を持つ書籍が最近出版されたことについて見解を求めると、植木氏は「批判や言いがかりには反応せず、放っておくことが最善」だと回答。感情的な論争は無益であり、時間が経てばどちらが正しいかは自然と明らかになるとの見解を示した。
また、令和13年の日蓮聖人遠忌に向け、檀信徒に日蓮聖人の魅力をどう伝えるべきかという質問も出た。これに対し植木氏は、まずは書籍や対話を通じて日蓮聖人の思想を理解してもらうことが重要だと述べた上で、日蓮聖人は「今」という現在を重視し、歴史の中で活動したという点に言及。日蓮宗の教えは、過去や未来にとらわれず、現在の生き方に価値を見出すという仏教の時間論を伝えることに意義があると話した。
参加者からは「近年稀に見る盛況だった」との声が聞かれ、有意義な研修会になったと話していた。(愛媛県通信員・支局長 太田博章)
2025年8月24日号
岡山 正福寺夏休み寺子屋
【岡山】令和7年8月24日(日)岡山市北区上中野にある正福寺では「正福寺夏休み寺子屋」が開催された。今回の寺子屋は「いのちに合掌」をテーマに小学生14名が参加。檀信徒青年会のメンバーもスタッフとして参加した。
午前中は本堂にてお経練習、写経などを行った。慣れないお経や数珠の扱いもあったが意欲的に取り組んでいる様子が見受けられ、とくに写経に一心に取り組む姿が印象的だった。
お昼は毎回好評の「そうめん流し」。2本の長い竹に流れるそうめんを子どもたちは和気あいあいと楽しみながらいただいた。
午後からは岡山理科大学のボランティアによる科学実験教室。ドライアイスの性質を様々な実験を通じて分かりやすく説明。子どもたちも実際にドライアイスを使って安全に注意しながら楽しみながら行った。体験を通じて身近なドライアイスの様々な特性を知り、今後、科学への関心が深まることにつながるのではないだろうか。
最後の閉会式ではお経やお題目を大きな声で唱えている姿が印象的で、「お寺に来ると心が落ち着く」と話す子どもや「来年も参加したい」など好評な感想が多く聞かれた。お寺を身近に感じながら夏
休みの楽しい思い出になったのではないだろうか。




















