全国の通信記事
2024年7月24日号
島根 親子ふれあい寺子屋
【島根】島根県青年会(橘亮光会長)主催の「親子ふれあい寺子屋」が7月24日、島根県宗務所と島根県檀信徒協議会(品川保夫会長)との共催で開催された。会場は出雲市法恩寺(同青年会長橘亮光住職)。3歳~小学生の子どもと保護者40名が参加し青年会と信徒有志のスタッフ15人が実施運営を行った。子ども達は午前中に座禅、写佛の授業に真剣に取り組み、午後からは流しそうめん、日本海に面する小伊津なぎさ公園での海遊び、バーベキューなどを楽しんでいた。お楽しみの中にも、寺子屋ならではの行儀作法や食事作法の指導がありメリハリのある内容で、はじめは緊張していた子ども達が次第に打ち解け、時折発生する歓声と笑い声、笑顔が眩しかった。
橘会長は在任中と青年会員として最後の寺子屋が、多数の参加者があったこと、管内寺院、メンバースタッフの協力と尽力のおかげで無事盛会に寺子屋を開催できたことへの感謝を語っていた。
2024年3月11日号
島根 いのちといのりの日~災害復興支援法要~
【島根】日蓮宗島根県宗務所主催で、日蓮宗島根県社会教化事業協会(堀江禎正会長)が3月11日、「いのちといのりの日~災害復興支援法要~」を行った。会場はビッグハート出雲(出雲市駅南町)で、檀信徒24名と僧侶22名が参加した。この法要は東日本大震災の翌年から毎年、日本各地の災害で亡くなった方の慰霊をと一日も早い被災地復興を祈るために行われ、今年で13回目となる。コロナ禍により過去4年間は僧侶のみで行っていたが、今回より檀信徒も参加した。子どもたちによる舞の奉納や参加者による献花など、災害殉難之霊位のご供養と被災地復興祈願が行われた。
堀江会長は「4年ぶりに檀信徒の皆さまとともに、被災され亡くなられた方々へのご供養と一日も早い復興を祈願することができた。日蓮宗島根県宗務所主催にて東日本大震災以降、毎年欠かさず慰霊法要並びに復興祈願を重ねてきたが、本年の義援金は正月に発生した石川能登地震で被災された方々へ送ることとした。未だ被災地の全容は明確ではないが、今回の法要以降もご支援、ご協力をお願いしたい」と締めくくった。
法要に参加した島根県檀信徒協議会(品川保夫会長)の会長は「今日の法要に参列する機会を頂き大変有難いと感じています。また島根県檀信徒の思いが義援金という形で少しでもお役に立てればと思っています。」と語った。
集まった回向料と義援金(約42万円)は日本赤十字社に送られた。
2024年2月22日号
島根:安来市本成寺第30世岡本亮浩上人遷化
【島根】岡本亮浩師(島根県安来市本成寺第30世)2月22日遷化。世寿96歳。法号は妙玄院日浩上人。同寺で27日通夜、28日葬儀が営まれた。昭和23年に出家得度、昭和26年師父の突然の遷化に伴い立正大学在学中に啓運山本成寺の法灯を継承し、22歳という若さでその重責を担う。布教と伽藍維持整備に尽力し、平成26年に法嗣岡本亮啓師に法灯を託した。宗門では、教区長、宗務所長、協議員議長等の要職を歴任した。
また地元旧広瀬町議会議員を5期20年務め、町政発展にも努めた。地域では、保護司を務め地元の保護司会会長に就任し更生保護に尽力した。その功績により、勲五等双光旭日章、藍綬褒章を授与された。