全国の通信記事
2023年8月19日号
岡山 正福寺夏休み寺子屋
【岡山】岡山市北区上中野正福寺は「いのちに合掌」をテーマに「正福寺夏休み寺子屋」を8月19日に開催し、小中学生19人が参加した。
午前中は本堂でお経練習や写経などを行った。慣れないお経や数珠の扱いに苦労する場面もあったが、一心に集中し写経に取り組む姿が見られた。お昼には毎回好評の長さ約6メートルの竹を使った「流しそうめん」を子供たちは満喫した。
午後からは岡山理科大学のボランティアによる科学実験教室が開かれた。「いのちってなあに?」を実験テーマに、科学工作に加え顕微鏡を使って植物が呼吸する様子や、池から採取した水に棲む微生物を観察した。
参加した子どもたちからは「来年も参加したい」という感想が多く聞かれ、楽しみながら「いのちの不思議」にふれる良い機会になった。
京都2 第34回修養道場
【京都2】8月19日~20日の1泊2日で京丹後市丹後町の妙源寺(厚海俊亮住職)に於いて〔京二〕宗務所主催、〔京二〕青年会(有村友宏会長)並びに妙源寺護法青年会(井上 馨会長)共催の第34回修養道場が『「ありがとう」でつなごう心の絆』をテーマに「思いやりの心を高めよう」をサブテーマに4年ぶりに開催され、小中学生24名が参加した。
子供たちはお寺で正座をして大きな声でお勤めをして、写経や法話、夜には蝋燭の火だけが灯る本堂で唱題行を体験し、お寺での特別な空間で心と体の修行に励んだ。レクレーションでは数珠作り、海水浴やスイカ割りバーベキュー、花火をして高学年が班をまとめ初めての子も一緒に楽しんでいた。
最後に1拍2日の中でのありがとうと感じたことを見つけ、カードに綴った。
参加した子供たちはこの貴重な体験と、ありがとうの感謝の気持ちを大切にして心と体を成長させてほしい。
また今回は過去に参加したことのある、高校、大学、社会人がお手伝いで参加し、低学年の子に寄り添い、高学年の見本になる指導をしていて、修養道場が世代を超えた人の繋がりになっていると感じた。
2023年8月18日号
熊本 お泊まり子ども寺子屋開催
【熊本】 熊本県荒尾市妙功寺(高田賢聖住職)で8月18日、19日で3年ぶりにお泊まり子ども寺子屋が開かれ、お寺のある地域の子供達だけでなく様々な場所から22名が集まった。
最初は緊張した面持ちの子供達でも、同じ釜の飯を食べ、慣れない正座に悶絶しながらお参りをし、花火に歓声をあげていると知らぬ間に仲も良くなり、夜は本堂に雑魚寝出来るまでに。
翌早朝からは早速また正座の足の痛さに耐えながらお勤めに励んだ。その後はゲーム、ワークショップ、心のお話し、ヨガ体験とスタッフ皆であれこれと考えた催しが目白押しで時間が足りなくなるほど楽しんでいた。
「参加した子供達、スタッフとして手伝ってくれた中学生や高校生、料理と裏方をサポートして下さったお父さんとお母さん方々、また人手が足りないなら、とお手伝いに来てくれた友達、食材を提供して下さった檀家さん、皆さんのおかげで開催できたことに感謝です」と髙田住職ご夫妻は参加した全員に感謝を伝えた。
また、笑いあり、発見あり、時々ケンカあり、仲直りあり、大人も子どもも楽しさと学びある充実した2日間になり、最後に子供達から「来年もまたある?来ていいと?」と聞かれたときには疲れも吹き飛ぶほど嬉しかったと語った。