全国の通信記事
2022年4月2日号
愛知名古屋 花まつり×BBday マルシェ
【愛知県名古屋市】4月2日に「全国日蓮宗青年会社会教化担当委員会」と「一般社団法人日青塾」で立ち上げた「花まつり×BBday マルシェ」が名古屋市東区本覚寺を会場に開催された。
お釈迦さまの誕生日を盛り上げたいと企画されたこのイベント。「BuddhaBirthday」から親しみやすくする意味を込め「BBday」の造語を作り、SNS等を使って拡散。またインスタグラムで30日前からのカウントダウンをするなど広く告知をおこなった。
そもそもこのBBdayは、お釈迦さまの教えである「仏教」は一人ひとりの幸せを願うためのものであることが起源となる。一般的に「父の日」や「母の日」など誰かのためのイベントはあるが、「私のため」のイベントはない。そこで「私」の幸せを願う日にしよう、とこのイベントは始まった。
午前中は本堂にて「花まつり法要」が厳修され、午後からは様子を一変させ、アイリッシュ音楽を奏でる「悠情楽団」によるライブが行われた。
書院では、地元で花屋のフラワーワークやマッサージ店の肩ひざ腰マッサージ、小物・雑貨の販売や射的・カードゲームのコーナーを無料で楽しめるマルシェが開催された。ストリートピアノやバイオリンの体験コーナーも人気だったが、中でも「BBday限定御首題」が盛況だった。
受付でアルコール消毒、常時換気の感染対策を講じながら集まった約150人の中には、「みんなが自分の幸せを願う楽しい時間が過ごせた」や「また是非来年もこのイベントをやりたい」との声が聞かれた。
いつも頑張っている「私」に、それぞれが少しでも自分を労うことができたのではないかと感じられた。
2021年11月7日号
兵庫西 お会式でカリンバの演奏会
【兵庫西】姫路市妙経寺(中村晋立住職)では、日頃よりお寺を地域交流の場として様々なイベントを開催している。
11月7日(日)には宗祖日蓮大聖人740年の報恩お会式に併せて、おてがるカリンバ協会のボランティアチーム「愛花梨」によるカリンバの演奏会が行われた。
カリンバはオルゴールのルーツともいわれるアフリカの民族楽器でありながら、親指ピアノといわれるように親指で簡単に弾く事ができ、子どもから大人まで幅広い年代に演奏されている。姫路市内でカルチャー教室を営む北村敏子氏が二年前にカリンバに出会い、美しい音色と容易弾くことが出来る手軽さから社会貢献にも役立つと考え、おてがるカリンバ協会を立ち上げた。楽器に触れたことがない人でも演奏できるように試行錯誤し、現在では協会内にボランティアチーム「愛花梨」を発足させ、会員相互の交流を深めながら、高齢者施設や子育てサークルにボランティアでの活動を続けている。
演奏の合間には参拝者もボランティアチームによる指導を受けて楽器に触れ、カリンバの美しい音色を体験した。初めて触れる楽器に皆笑顔があふれ、本堂内は和やかな雰囲気に包まれた。参拝者は「お寺に来ると色々な事が体験出来るので楽しい」と語る。最後には全員で「チューリップ」を演奏した。
中村住職は、「お寺が地域の人々の交流の場となれたらうれしい。今後も様々な行事を通じて皆様とのご縁を深めていきたいので、多くの人にお寺へ足を運んでほしい」と語った。
2021年9月12日号
大阪豊能 能勢町涌泉寺ジャズコンサート
【大阪豊能】9月12日、能勢町涌泉寺にて感染症対策徹底のもと、ジャスコンサートが開催され、地元の方々を中心に50人が集まった。今回で20回目。コロナ禍ということも考慮され、例年は本堂にて行われていたが、今年6月に開眼された真新しい日蓮聖人石像前広場が会場となった。演奏はジャズバンドグループのグルービー・ギャング。ジャズのリズムとお寺の境内が醸し出す雰囲気は参加者を魅了した。さらに今年は、日蓮聖人ご降誕800年を記念して、元NHKアナウンサーの植田聖子氏による日蓮聖人一代記の朗読もあり、野外コンサートはコロナ禍の殺伐とした日々の中で、参加者の心を癒す特別な一夜となった。