2026年5月30日
福島 会津若松市浄光寺で法灯継承式
【福島】令和8年5月30日、会津若松市浄光寺で、第25世・大島豊扇師から第26世・大島英翠師への法灯継承式が執り行われた。管内外より多くの有縁各聖並びに檀信徒らが参列した。
午前10時より入寺練行列が開始。当日は雲一つない晴天に恵まれ、新住職一行は多くの参列者に見守られながら境内を練り歩いた。師衆入堂に際しては、檀信徒による和讃が奉唱された。この日の為に用意された歌には豊扇師・英翠師の名が織り込まれ、本堂は厳かでありながら温かな空気に包まれた。式典中盤には、福島県宗務所長・氏家輝明師より辞令伝達が行われ、続いて退住職から新住職へ払子が手渡された。
その後の入寺奉告文では、浄光寺開山以来の歴史、師母・豊扇師の法功への深謝、法灯継承・寺院興隆への宣誓が述べられた。とりわけ戊辰戦争にまつわる寺歴に触れると、寺院への思いが溢れ、英翠師は声を震わせた。戦争以前は広大な敷地を有していた浄光寺。しかし、戦火により現在の鬼子母神堂を残し、伽藍・宝物等の全てが焼失した。英翠師は、寺院復興のため尽力した当時の住職・日意上人が記した過去帳に出会い、その記録に深く心動かされたという。
法要後の謝辞では『歴代住職たちの重積がのしかかるが、長い歴史の中のほんのひとときをお預かりする気持ちで、これからも檀信徒教化に邁進していきたい』と決意を表明した。そのひたむきな言葉に、堂内には涙ぐむ人たちの姿が見られた。



















