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2026年5月6日

兵庫西 愛染明王・不動明王奉迎

兵西260522①【兵庫西】5 月 6 日妙経寺(中村晋立住職)で70名を超える檀信徒が参列し、約400年前、同寺に奉安されていた愛染明王・不動明王奉迎記念法要が行われた。同寺に尽力された方々の遺徳を顕彰し、山門発展と檀信徒の安穏を祈念した。法要後には立正大学名誉教授の中尾堯師により『大塩 妙経寺の歴史と寺宝』と題しての記念講演が行われた。中尾教授は、当時の時代背景と開創以降の同寺の歴史を紹介し、現在との繋がりを語られた。住職は「何年ぶりにお帰りになっただろうか。このふるさとの潮の風を、どのように感じておられるだろうか。」と両明王に問いかけ、さらに「この稀有な出来事に驚いたが、両明王に出逢えて良かった。両明王は、400 年前の出来事が今に繋がっていることを私たちに示された。私たちも 400 年先につながるような生き方をせねばならない。」と述べた。
事の始まりは、令和 7 年 10 月に東京墨田区のすみだ郷土文化資料館において、かつて押上にあった最教寺(現在は八王子、茂田井教洵住職)の仏像や什物の企画展が開催されたことによる。

展示された中の一体の愛染明王が、台座裏銘記から「播州大塩」の「妙経寺」において「住寺安全坊」のもとで「与左衛門」を願主として慶長 7 年に「尊陽院日誉」により開眼された仏像であることが判明。不動明王には銘記はないが面貌や体軀、着衣の表現などが愛染明王像と近似しており、同時期に一具の像として製作されたものと考えられる。
妙経寺(中村晋立住職)では、本願人が酒屋与左衛門であることや、2世が安全院日受上人であることはわかっていたものの、開創年度や由緒、縁起については諸説があった。この両明王の出現で、慶長7年には妙経寺としてスタートしていたことが明らかになったのである。中村住職は、同年6月、資料館からの知らせを受け、同資料館へ赴き再開を果たした。かつて同山に奉安されていた愛染明王・不動明王に出逢い、とても感銘を受け、423年の歳月、妙経寺を守り続けてきた歴代住職や檀信徒と共に、このご縁を喜びたいと考えた。そして、現在祀られている最教寺( 茂田井住職)に里帰りを依頼し、快諾をいただいたのである。
4月22日、最教寺より茂田井住職が愛染明王・不動明王を両手に抱えて妙経寺山門をくぐった。参道では参集の檀信徒がお迎えのお題目を唱え、本堂では地元で活動する「和太鼓衆潮舞」による奉納太鼓により両明王の里帰りを歓迎し、5月6日の記念法要に至った。

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