2026年4月7日
千葉南 上総五十座
【千葉南】勝浦市伝統の「上総五十座説法会」が惠日寺(池内円海住職)で4月7日から5日間にわたり開催された。高座に上がるのは、約30年ぶりに後座を務める山口顯辰師(秋田市本住寺住職)。連日多くの参拝団が訪れ、後座上人の日蓮聖人御一代記に耳を傾けた。
午後2時、山口師は高座に上がると、地元秋田の土地柄や自身の生い立ちなどを紹介し、また五十座の緊張感、普段の高座説教では着けない七条袈裟の重みなどを語っていた。
五十座期間中は、後座上人の高座説教までの間、前座・中座が諷誦の読み上げを行い、合間には開催寺院や参拝団の踊り子達によって踊りが奉納されるなど和やかな時間が過ごされるが、後座上人が登高する段になると一転、堂内が神妙な空気に包まれるのは五十座特有の趣がある。最終日の結願法要には天童に扮した地元の稚児6人が参加し、五十座の締めくくりに花を添えていた。
上総五十座は、天文19年(1550)、池上本門寺第11世・日現上人が、本門寺と比企谷妙本寺両本山復興のため勝浦で大布教を行ったことに由来し、現在では市内の7ヵ寺(本行寺・長慶寺・惠日寺・本壽寺・法蓮寺・妙潮寺・津慶寺)が輪番で開催している。来年は本壽寺(渡邉玄浩住職)で開催される。



















