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2025年6月16日
栃木 教師研修会
【栃木】6月16日、宇都宮市妙金寺(野澤智秀住職)で栃木県修法師会は宗務所と共催で教師研修会を開催し、管内僧侶約20人が参加した。遠壽院荒行堂で副伝師を務めた経歴を持つ鴨川市釈迦寺住職、影山教俊師を講師に迎え、「日蓮宗の近現代史と荒行堂の変遷」と題して研修会を行った。江戸時代の仏教は医療の分野も受け持ち、日蓮宗の祈祷の源流は木剣での按摩導引法がとられていた。しかし医療法の改正により木剣と数珠で音を鳴らして祈祷を行う現在の形をとるようになった。少子高齢化やデフレ社会の影響で宗教が家族から個人のものへと変化している現代において、荒行堂のような伝統・伝承は“信仰”が要である。その信仰がなければ僧侶も現代に対応していくことは出来ないと語った。



















