2024年11月23日
千葉西 東昌寺「山門新築落慶法要」
【千葉西】白子町東昌寺(田中見定代務住職)「山門新築落慶法要」が11月23日、修法師導師に千葉県西部修法師会会長畠山義浄師、正中山雅楽会の出仕ものと行なわれ、教師・檀信徒約30名が参列した。
東昌寺では令和2年、平成中期に焼失した本堂の新築再建に続いての復興事業となる。
「日蓮大聖人御報恩 歴代住職並檀信徒先祖供養」と題した慶讃事業は、同町で寺社建築を手がける片岡工務店社長の片岡政人氏の寄進の申し出から始まった。
平成28年、田中見定師が代務住職となって以来、境内整備が始まったが、当時は本堂庫裏等は焼失し、山門のみが残る状態であった。何も無く雑木に覆われる境内を清掃する住職の姿に感銘し、手伝う檀信徒が徐々に増えた。やがてそれは大きな力となって本堂の再建がなされた。その施工を受け持ったのが、片岡氏であった。
住職と檀信徒の姿に感動した片岡氏は自らに出来ること、また自らの技術を残すことを模索し、山門の寄進を発願したという。
400枚からなる山門の瓦は、一枚ずつ賛同する檀信徒が施主となって奉納された。「自分だけで行なったのでは無い。みんなで作ったんですよ。」と語る片岡氏の度量も感じられる。
法要の最後、田中住職は「『法華経』を信仰し、力強くお題目を唱えることによって、不可能を可能にする。信仰の輪は広がり、諸天善神は必ずお力を貸して下さる。」と挨拶をし、檀信徒と共に更なる山門繁栄に努力することを述べた。