2024年9月16日
東京東 お寺で保護猫の譲渡会
【東京東】9月16日、江戸川区城立寺(吉田英修住職)で保護猫の譲渡会が行われ、境内に行列ができるほど大勢の来場者で賑わった。
主催は保護猫活動に取り組むボランティア団体『てらねこ』で、屋内で譲渡会を行う場所がなく困っていたところ、城立寺修徒の吉田協英上人が相談に乗り、お寺の客殿で開催することになったという。
この日の譲渡会は午後2時から3時間に渡って行われ、239名もの里親希望者が来場、50匹中30匹の猫に新たな住まいが見つかった。
保護猫とは、捨て猫など飼い主がいなくなった猫や、虐待や多頭飼育崩壊のような劣悪な環境から助け出され、一時的に保護された猫の事で、中にはペットや生後間もない猫など野生で生きられない猫も多く、譲渡会で新たな里親探しが行われている。
『てらねこ』の譲渡会では里親希望者から保護主に譲渡金として2万5千~3万5千円が支払われるが、保護主は一時保護期間の餌代や医療費が多額にかかるため、その多くは赤字で、猫を救いたいという気持ちで活動しているという。
『てらねこ』代表の福田ともか氏は「猫も人も同じ、生まれてきた命を無駄にしたくない、救いたい、幸せに暮らして欲しい」とその思いを語り、「日曜日や祝日に譲渡会を行う場所を提供できる方がいれば助けて欲しい」と協力を願った。