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2024年7月30日号
福島 第13回夏休み子供修養道場
【福島】いわき市大寳寺に於いて、福島県日蓮宗青年会(小林智厚会長)は、7月30日(火)~31日(水)の二日間に亘り第13回夏休み子供修養道場を開催した。今回の修養道場は『みんなちがって みんないい ~それぞれ特別なオンリーワン~』というテーマをもって行われた。
初日は9時30分集合の後、開会式が行われ、集合写真の後子供達は自分たちのお守りを手作りするお守り作り研修、昼食を挿み、お線香、焼香の法話、所作の研修の後、お墓参りのしかたを大寳寺の歴代廟にて実地研修を行った。子供達は箒とちり取りを持ち掃除を始め、雑巾で墓石を磨き、桶と杓子で水をかけて、お花とお線香を供え汗をかきながらお題目を一緒に唱えた。その後小林会長から子供達へ今回の修養道場のテーマについてお話があり、『あなたがいて わたしがいる。あなたもすき わたしもすき。みんなちがって みんないい。もともと特別なOnlyone』という合言葉を子供達に贈られた。
いわき海浜自然の家にバスで移動し、オリエンテーションの後、夕食を終えた後に将来の夢や好きなものについて子供達が発表する為の自分作文を作成。外の広場にて花火大会を行った後、入浴してから就寝し初日の修養活動に幕を閉じた。
2日目は朝6時半に起床。ラジオ体操の後朝食を頂き、部屋の清掃、荷支度を整えて9時半にバスにて内郷コミュニティセンターへ出発。10時半よりレクリエーションとして、スポーツバイオメカニクスの研究成果を基に考案したメソッドで、楽しく遊びながら将来どんなスポーツをする場合にも役立つ運動能力の礎が身につく、忍者ナインを体験。その後バスで大寳寺に戻り、昼食を挿んで13時半から自我偈の読誦研修、おやつを挿んで閉講式を行った後解散となった。
小林会長は子供達に、「人には長所もあれば短所もあります。それが自分というものであり、それらをコンプレックスに感じる事なく、むしろ自分自身の力に変える事で、可能性を広げる事に繋げ、自分を好きになって貰いたい。そして自分自身だけでなく相手の事も理解し、より好きになれるのではないでしょうか。これから大人になっていく中で周りと比べられる事で挫折や自分の価値が見えなくなることもあるかも知れないけど、自分が自分自身の1番の理解者になってあげる事が大切です。この修養道場を通じてみんなに経験し、さらに成長して、相手を尊重できる大人になって欲しい。」と語って最後は、子供達と一緒に『合言葉』を言って2日間の夏休み子供修養道場を締めくった。
埼玉県日蓮宗青年主催・少年少女修養道場
埼玉県日蓮宗青年会が主催する少年少女修養道場「寺子屋」が、5年ぶりにさいたま市円蔵寺(加藤良海住職)を会場に7月30日(火)から7月31日(水)にかけて開催された。小学2年生から小学6年生までの男女19名が参加し、充実した二日間を過ごした。
初日は、参加者が自己紹介を済ませた後、班に分かれて正座体験や太鼓練習を行った。午後からはこま、めんこ、射的、羽子板といった昔遊びを通じて、参加者同士が交流を深めた。夕方からは全員で協力し、カレー作りを行い、動物や野菜の命をいただいていることに感謝し、料理を通して命の大切さと尊さを学んだ。夜には本堂で唱題行が行われ、子供達は慣れないながらも大きな声でお題目を唱え、家族の幸せや健康を祈った。
2日目は、朝のお勤めの後、雑巾の絞り方や箒の持ち方を学び、境内の清掃活動に精一杯、取り組んだ。最後の仏道修行では、両親への手紙を書き、日々の感謝や普段伝えられない気持ちを綴った。
閉校式では、一人一人が修了証を受け取り、寺子屋校長を務めた加藤良海会長から「今回の寺子屋で辛かったこと、楽しかったことをこれからの生活に活かして成長してほしい」との言葉が贈られた。本年度の寺子屋全日程を終え、参加者からは「来年も参加したい」との声が上がった。会員一同、子供たちの成長を喜び、来年の開催に向けて意欲を新たにした。
富山 第49回少年少女修養道場
【富山】日蓮宗富山県青年会は七月三十日、三十一日の一泊二日の日程で四十二名の参加者の基、修養道場を開催した。今年は参加者が昨年より十名以上の増加となった。
南砺市法雲寺に集合し、読経や仏前作法などを学び、その日の午後から金沢市の銀河の里キゴ山へ移動し、プラネタリウム鑑賞やビンゴ大会を行った。翌日は、バルーン水ロケットやピザ作りなどを楽しみ、笑顔溢れる修養道場は無事に円成した。