2024年7月30日
埼玉県日蓮宗青年主催・少年少女修養道場
埼玉県日蓮宗青年会が主催する少年少女修養道場「寺子屋」が、5年ぶりにさいたま市円蔵寺(加藤良海住職)を会場に7月30日(火)から7月31日(水)にかけて開催された。小学2年生から小学6年生までの男女19名が参加し、充実した二日間を過ごした。
初日は、参加者が自己紹介を済ませた後、班に分かれて正座体験や太鼓練習を行った。午後からはこま、めんこ、射的、羽子板といった昔遊びを通じて、参加者同士が交流を深めた。夕方からは全員で協力し、カレー作りを行い、動物や野菜の命をいただいていることに感謝し、料理を通して命の大切さと尊さを学んだ。夜には本堂で唱題行が行われ、子供達は慣れないながらも大きな声でお題目を唱え、家族の幸せや健康を祈った。
2日目は、朝のお勤めの後、雑巾の絞り方や箒の持ち方を学び、境内の清掃活動に精一杯、取り組んだ。最後の仏道修行では、両親への手紙を書き、日々の感謝や普段伝えられない気持ちを綴った。
閉校式では、一人一人が修了証を受け取り、寺子屋校長を務めた加藤良海会長から「今回の寺子屋で辛かったこと、楽しかったことをこれからの生活に活かして成長してほしい」との言葉が贈られた。本年度の寺子屋全日程を終え、参加者からは「来年も参加したい」との声が上がった。会員一同、子供たちの成長を喜び、来年の開催に向けて意欲を新たにした。