2024年4月29日
千葉西 第30回「いのりの日」
【千葉西】宗務所主催の第30回「いのりの日」が4月29日に清澄寺にて開催された。
30回という節目を迎えることとなった本会では「祈りの修行体験」をテーマに祈りの実践として行われている仏道修行を体験してもらう。
本年では新しい試みとして、従来のスケジュールに沿って唱題行や法話等を皆で参加する形から、清澄寺境内各所に会場を設置し参加者は好きな時間に行ってみたい修行を受けられ、それに伴い昼食もキッチンカーや持参の弁当を各自の判断で採る方式を採用した。
開会式中、「ご参加の皆様が充実したご修行の時間を過ごされることを願います」と山本隆真宗務所長が挨拶を述べ研修が開始されると参加者各々が各研修の場へ歩みを進めて行った。
御開帳(摩尼殿)・唱題行(祖師堂)・法話(研修会館)でお経や教えを受け、静寂の中で写経に集中し、唱題行の合間に開かれた雅楽演奏に耳を傾けたりと各会場毎回多くの参加者が訪れている。
一方、境内に休憩所として設置されているテントには研修を終えた参加者同士でお互いが情報交換をしながら研修合間の時間を過ごしている参加者の姿も多くみられた。
参加者に感想を伺ってみたところ、「初めての形だったので始まる前は些か戸惑いや不安を感じていましたが、いざ始まってみると時間が足りないと感じる程忙しく研修を渡り歩いていた。かなり充実した時間を過ごすことができた」
「自分で選べる方法がよかった。何種類かの研修を受けて自分に合うと感じられる祈りの形を見つけることができた」
などと、初めての研修方法で不安を感じられた意見があったものの、研修内容に関してはかなり好評な感想を伺うことができた。
閉会式では伝道担当の畠山義浄上人が来年度のいのりの日への意欲と参加を呼びかけ散会となった。帰路につく参加者は程よい疲労とそれを上回る充実感を得られたとバス車内でも耳にすることができた。