2023年8月22日
神奈川1 大岡川施餓鬼法要流灯会
【神奈川1】令和5年8月22日 横浜市中区末吉町の「旭橋」際の大岡川河畔で、立正和協会(増田幸静会長)主催の「大岡川施餓鬼法要流灯会」が営まれ、100名の僧侶・寺庭婦人・檀信徒が参列した。昨年までは新型コロナウイルス感染症の影響で檀信徒の参加は見送られていたが、本年より例年通りの多くの檀信徒が参加し行われた。
今回で75回目を迎えたこの法要では、関東大震災や太平洋戦争で亡くなられた戦没者、近年頻発する地震・風水害等の天災の物故者、交通事故・水難事故等の都市災害の物故者、祖先を始めとする精霊の供養のために施餓鬼法要を営み、法要中に法号・名前を書いた灯籠を流し供養を行っている。
来賓の安藤海潤宗務所所長・柳下俊明宗会議員の挨拶の後、午後6時立正和協会会長導師のもと施餓鬼法要が開式。導師が表白文を読み上げた後、神奈川県第一部寺庭婦人会による和讃の奉唱が行われた。読経中、船上から約200基の灯籠が一つずつ丁寧に放たれた。 灯篭は風に煽られながらもゆっくり列を描き、集まったり離れたりしながら幻想的に大岡川を下った。 横浜の喧騒を忘れさせる雰囲気の中、道行く人々も足を止めて、手を合わせて灯籠の行く末を静かに見守りながら、諸精霊に供養の気持ちを手向けていた。