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2023年4月28日号
佐賀 寺院総代統一信行会
【佐賀】宗務所は、小城市ゆめぷらっと小城で立教開宗のご聖日である4月28日、寺院総代統一信行会を開催し、僧侶檀信徒約150人が参加した。
はじめに松島正英所長を導師に法味言上を行い、参加者と共に唱題行を行った。
講演は、京都府教法院住職三木天道師が「法華精神文明の到来」と題し、「現在の文明は西洋の物質文明で物による豊かな時代だが、世の中は天変地異、疫病、戦乱の渦巻く鎌倉時代と同じ様相。しかし次の文明の中心は東洋の精神文明で、しかも日本が中心である。その文明は心の豊かな時代となる。その文明を支えるのは法華経の世界で、法華の精神が元となればあれば幾多の困難も乗り越え、争いも無い世界となる事ができます。皆様には数十年後に到来するであろう法華文明の為に、子孫にお題目を繋げて頂きたい」と話した。
その後、檀信徒協議会総会が行われ議事が承認され、新しい体制でスタートを切った。
京都1 立教開宗会並びに日蓮聖人銅像撥遣式
【京都1】滋賀県大津市比叡山横川定光院で4月28日、横川定光院護持顕彰会主催のもと立教開宗会並びに日蓮聖人銅像撥遣式が本山立本寺 上田日瑞貫首導師の下、執り行われた。
横川定光院は若き日の日蓮聖人がご修行された聖地。当日は晴れ渡る青空の下、法要に先立ち、法華宗本門流 法華宗青年伝道隊の山地泰寛師による末法の今お題目の信仰の大切さを説いた法話が行われた。その後、京都日蓮宗寺庭婦人会による法華和讃が奉納され、引き続き法要では京都日蓮門下連合会各本山の貫首隣席のもと横川の山にお題目の声が響き渡った。
その後、銅像前に移動し、日蓮聖人銅像撥遣式が執り行われた。令和6年で建立100年を迎えるこの銅像は、比叡山の厳しい風雪に耐えてきたが、所々に傷みが生じていた為、この度修復にあたりお魂が抜かれた。護持顕彰会の会長の阪田兼光師は「この銅像の作者は立教開宗の霊場清澄寺の銅像と同じ作者であり、清澄寺と定光院の銅像の他現存する物が少なく、美術的にも優れた貴重な物です。必ず信仰の対象として次世代に引き継がなければならない」と力強く挨拶された。
神奈川1 立教開宗銅像法要
【神奈川1】4月28日、横浜市常照寺山頂にある日蓮聖人銅像前で神奈川県第一部宗務所(安藤海潤所長)により立教開宗銅像法要が行われ、70人近くの僧侶・壇信徒が参列し報恩の気持ちを捧げた。朝10時50分、雲一つ無い空の下、常照寺山頂より見渡せる横浜の街に梵鐘の音が響き渡る。11時、管区青年会による修養道場の案内、管区布教師会副会長(当時)・望月昌光上人による法話が行われ、のち寺庭婦人会による和讃の奉唱。導師・式衆の着座後には多くの壇信徒が心を込めて書写した写経が、神奈川県第一部壇信徒協議会会長・白石勇司氏より奉奠され、銅像台座に納められた。この銅像法要は700遠忌を期に営まれはじめたが、元号が令和に変わって以来コロナ騒動により規模が縮小。壇信徒を呼ぶことができず、宗務所役員若干名でお勤めを行ってきた。昨年度は宗祖日蓮大聖人御降誕800年の慶讃行事を兼ねていたが、インターネット配信しつつも僧侶のみでのお勤めとなった。今回の銅像法要は4年ぶりの壇信徒の参列が適う形での法要であった。多くの壇信徒は数年ぶりの法要に大変喜び「これてよかった」と法要に参列した感動を述べていた。