全国の通信記事
2022年7月25日号
福島 特別僧風林
【福島】福島県日蓮宗青年会(曲山貴雄会長)は、会津若松市大法寺(曲山海弘住職)において、7月25日(月)-26日(火)の二日間に亘り令和4年度特別僧風林を開催した。
会では、例年同時期に修養道場を開催していたが、令和2年以降取り止めていた。本年は、対象を管内寺院子弟に限定し、新型コロナウイルス感染リスクの回避を念頭に置いた小規模開催とした。本年同会より発行された『妙法蓮華経のこころ』を手にした児童たちは、所作・読誦を中心とした仏事研修に励んだ。また親睦レクリエーションとして、アスレチック・カヌー体験・モルック等を楽しんだ。
曲山会長は、「子どもたちにとっては夏の思い出であるとともに、親元を離れて大きく成長する大切な機会となる。現況での判断は困難を伴ったが、二日間で一皮むけた姿を見ると、開催してあげられてよかったと感じる。」と語った。
千葉南 「第29回寺子屋子ども道場」
【千葉南】7月25日、千葉県南部青年会(熊澤義陽会長)は大本山誕生寺を会場に「第29回寺子屋子ども道場」を開催した。コロナ禍の影響もあって開催は3年ぶりで、例年では2泊3日で行なっているところ本年は日帰り日程での開催となったが、小学1年生から6年生の51名の参加があった。
午前は祖師堂で焼香の所作練習と太鼓を順番に打ち鳴らす太鼓リレーを行ない、その後「鯛の浦」へ移動。遊覧船に乗って、日蓮聖人御降誕の「三奇瑞」の1つでもある「妙の浦の神秘の鯛」を実体験した。
午後はお題目を写経し、写経したものを袋に包む御守り作り、写真やヒントを頼りに境内の目的地を見つけ出す写真推理ゲームなどを行なった。また、駄菓子屋の出店協力を得て、買い物を楽しむなどの思い出作りも行なうことができた。
閉校式では子供たちが作ったお守りに開眼修法を行ない、子供たちの発育円満や智慧明瞭を祈念した。寺子屋終了後は子供たちを迎えに来た保護者の方々にも駄菓子屋での買い物を体験してもらい、賑わいをみせた。
本年度は日帰りの寺子屋だったが、子供たちから「泊まりがよかった」という声が多く、来年度以降の寺子屋に期待が寄せられた。
愛知尾張 少年少女夏期修養道場
【愛知尾張】尾張日蓮宗青年会(河村泰政会長)は7月25日〜27日、岐阜県関市の法音寺信行道場に於いて少年少女夏期修養道場を開催し、道場生10名が参加した。お経練習や作法指導に於いて仏道修行の基本を学び、朝夕のお勤めや唱題行を通して日蓮聖人の教えに触れることでできた。また、カレー作りや水遊び、バーベキューやキャンプファイヤーなど、自然を生かした野外での研修に、コロナ過が続き複数で遊ぶことが難しくなった道場生からは笑顔が見られた。参加者の両親からは、「子供が帰ってきてから食事の前に食法を唱えてご飯を食べる姿に感動した。」との声が聞く事ができ、学校や町内の野外キャンプとは違った修養道場ならではの効果を見ることができた。