全国の通信記事
2019年11月26日号
青森 歳末助け合い唱題行脚
【青森県】令和元年十一月二十六日、平川市法華寺(奈良義厚住職)が日々布教専心する地に於いて、青森県社会教化事業協会(津軽随至会長)主催のもと「歳末助け合い唱題行脚」が遂行された。当日は平賀公民館より約七キロの道のりを、参集した有志会員二十数名により団扇太鼓を手に平川の地へお題目を響かせた。途中奈良住職と檀信徒数十名が待つ町居法華寺へより、御宝前へ法味言上を捧げ、奈良住職の御礼の言葉と温かな飲み物、檀信徒の笑顔に鋭気を養った。平川市は町を抜けると岩木山を正面に林檎畑が雄大に広がる地で、普段であればこの時期は寒風が容赦なく吹き付けるのだが、この日は仏天の加護に見舞われ温かな気候の中無事に完遂することが出来た。集められた浄財は十万六千五百十三円となり、平川市の社会福祉協議会と日蓮宗で勧募を募っている台風十五号・十九号被害の災害義援金へ寄付された。
北海道北 日蓮聖人降誕800年慶讃和讃練習会
【北海道北】11月26日に旭川市妙法寺で「日蓮聖人降誕800年慶讃和讃」の練習会が開催された。北海道北部では和讃を行なっているお寺は少ないが、妙法寺では和讃講がお会式やお盆などの法要の中で和讃をお唱えし、定期的に練習も行っている。今回は、令和二年五月に行われる「日蓮聖人降誕800年北海道教区記念大会」でお唱えする特別な和讃の練習を行った。
この和讃は北海道南部の教化センターと和讃研究会が降誕800年に合わせて新たに作成したもので、平成30年開催の北海道南部記念大会で初お披露目され、来年度の北海道教区記念大会でもお唱えする事になり、全道各地で練習会が行われている。この日の練習会には和讃研究会の副会長である菊地英徳師と同事務局長の高橋貫道師の2名が1時間半にわたって指導された。
参加者は妙法寺の檀信徒15名。初めて和讃を唱える者もおり、皆熱心にメモを取りながら練習をしていた。先生が練習の終わりを告げると「もっと練習したい」との声もあがったほどである。お2人の先生も「こんなに真剣に練習に取り組んでくれる練習会は初めて」ととても感心していた。妙法寺住職の釋英義師は、この練習会をきっかけに多くの檀信徒が和讃に興味を持ってくれると嬉しい。また、来年5月の本番前にもう一度練習会を行いたいと話されていた。
2019年11月25日号
島根 社会教化事業協会研修会
【島根】日蓮宗島根県社会教化事業協会(堀江禎正会長)主催の「研修会」が11月25日開催された。教誨活動に触れるため、11名が島根あさひ社会復帰促進センター(浜田市)を訪問し、広大の施設の概要説明と現場見学、支援員による矯正指導体験をおこなった。教誨師でもある堀江会長は、「施設の矯正指導を生の現場で体験することにより、今後の社会教化活動、延いては教師の布教活動の一助となればと」語った。