全国の通信記事
2017年9月28日号
京都1 第2回 女性のための秋季講座
【京都1】9月28日、京都市本山頂妙寺(安藤日瑛貫首)で、日蓮宗尼衆宗学林(上田尚教林長)主催の「第2回 女性のための秋季講座」が、定員30名を大幅に超える参加者で開催された。
当日は、秋晴れに恵まれて暖かい日の開催となった。朝10時からの開講式に始まり、「日蓮宗尼衆宗学林の紹介」「日蓮聖人に出会う旅~一歩目~」「法華経に学ぶ~幸せの方程式~」「茶席 茶道を楽しむ」「知っておきたい仏事作法」の講義や実習を林長はじめ尼衆宗学林の教員よりされた。受講生は数々の資料を手に、スクリーンに映し出された映像等に目を向け、解り易い講義に耳を傾け、時折筆を走らせていた。長時間の講義・実習ではあったが終始和やかな雰囲気の中、時折笑いを交えての時間であった。
日蓮宗尼衆宗学林は、日蓮宗宗門において唯一の尼僧教育機関であり、日蓮聖人の教えを遵奉し、行学二道に励み、宗教的情操の涵養に勤め、尼僧としての資質を向上させる教育を行うことを目的としている学林である。
大正4年(1919)「尼衆修道院」として開設。第2次世界大戦前の昭和14年(1939)、宗内私立学校認可規則に該当し、文部省の認可を得る。昭和17年(1942)、宗門に許可され昇格し、名称を「日蓮宗尼衆宗学林」と改める。開設以来百数十名の卒業生を出す歴史ある学林である。
北海道東 遠紋地区檀信徒研修道場
【北海道東】遠紋地区檀信徒研修道場が9月28日、遠軽町日京寺(須永智健住職)で行われ、52人が参加した。
田古寿延師(美幌町妙純寺住職)は「日蓮大聖人御降誕について」と題して講義。日蓮聖人の誕生から出家の経緯から立教開宗に至るまでを話や自坊の檀家のの実話を語った。稲垣見穂師(釧路市妙堅寺住職)は「家庭内信行のススメ」と題して、灯明・線香・仏花・仏具について細かく説明。参加者が各家庭に帰ってすぐ実践できるように檀信徒の目線に合わせた分かりやすい解説を行った。
2017年9月27日号
京都1 山下英義(上妙院日英)上人本葬儀
【京都1】京都市一音院第29世 山下英義(上妙院日英)上人が8月10日御遷化された。世寿90歳。
満中陰の正当を迎える9月27日、午前11時より本葬儀が、及川日周師(京都市本山妙覚寺貫首)を導師に営まれ、山下上人の遺徳を偲び僧侶、檀信徒、近隣の方々等多くの参列者が訪れ増円妙道を祈念した。
山下師は、昭和3年生まれ。昭和22年、光山宗学林卒業。翌23年、第2期信行道場終了。昭和24年11月、21歳にして一音院第29世住職に就任。就任後は、寺門丹精・寺檀和融に精進する。また、昭和47年、宗祖御降誕750年の記念事業として本堂・庫裡を新築建立し寺観を整備する。
宗務所では協議員、第25区選挙管理委員長等を歴任。また、奠師法縁京都奠統会理事長4期8年を務めた。