全国の通信記事
2017年3月26日号
兵庫北 養父市実相寺で法灯継承式
【兵庫北】3月26日、養父市実相寺で堂前貫修上人退寺、堂前智洸上人入寺の法灯継承式が行われ、僧侶・檀信合徒わせて約90名が出仕した。
退寺された堂前貫修上人は、同寺に昭和60年に入寺、その後平成20年に豊岡市日高町立光寺に入寺、同年から同寺の代務住職となり、30年にわたって、本堂改築、庫裡新築、境内・墓地の整備など寺勢の発展と檀信徒の教化に尽力された。
また、入寺された、堂前智洸上人は、昨年立正大学を卒業、その後信行道場を終えられており、式後「開山五百四十五年という長い歴史のある当山第四十八世の法灯を継承し、その重責を果たせるよう皆様に御指導・御鞭撻を賜りたい」と謝辞を述べられた。
大阪豊能 第4回能勢クエスト
【大阪豊能】宗務所(山下正淳所長)主催、教化センター企画の第4回「能勢クエスト」が、3月26日、能勢町田尻地区で開催され、僧侶檀信徒45人が参加した。
能勢町の自然やお寺に親しみを持って貰うための「能勢クエスト」は、地図とカードを頼りにお寺を巡り、謎解きをしながらご朱印を集めて最終的な合計ポイントで順位を競う、親子参加型謎解きハイキング。
午前10時半、長久寺(森慶典住職)を出発した元気いっぱいの子どもらは同伴の大人と協力しながら各寺院に設定されたクエストを次々とクリアしていった。
途中、古くは平安時代にさかのぼる歴史を持ち、千利休も愛した伝統の名産品「能勢菊炭」を守り継ぐ、能勢さとやま創造館に立ち寄り、炭焼き師の小谷義隆さん(長久寺檀徒)から『能勢地域一帯で育成されたクヌギを原料とする木炭は、その断面が「菊の花」に似ている事から「菊炭」と呼ばれ、火付き・火持ちが良く、燃え尽きた灰もまた美しいことから茶席では欠かせない炭として用いられています』と説明を受け、参加者は能勢の魅力を再確認していた。
終始、参加者の足取りも軽く、笑顔とハシャギ声はゴールまで絶えなかった。
各賞結果発表の後、山下宗務所長は「今日こうして一緒に楽しく過ごせたのも、法華経の教えが皆さんのご先祖と共にあり、今に伝えられて来たおかげです」と話した。
2017年3月25日号
山梨2 お題目結縁の集い
【山梨2】3月25日(日)富士川町長澤上行寺(後藤義光住職)に於いて「お題目結縁の集い」が開催された。この催しは、山梨2部各組が毎年行うもので、1組寺院は本年最終組となる。
開式に先立ち、上行寺和讃講による和讃奉納がなされた。法要では、近隣寺院檀信徒、僧侶計約100名が共にお題目を唱え、信仰を深め合った。
その後、五緒川 津平太(ごっちょがわ つっぺえた)氏を招き、「キャンユースピーク甲州弁」と題した記念講演を頂き、和やかな笑いの内に閉式となった。