全国の通信記事
2016年7月29日号
石川2 少年少女のための修養道場
【石川2】七月二十九日から三十一日までの三日間、宇(う)出津(しつ)大乗寺(だいじょうじ)に於いて、第四十一回「少年少女のための修養道場」が行われ、小学校一年生から中学二年生までの二十九名が参加した。
研修では、正座の仕方、合掌や数珠の持ち方、お仏壇のお参りの仕方などが行われ、
食事の前には必ず合掌し全員で「食法(じきほう)」を唱和(しょうわ)し、「いのち」に感謝して食事を頂いた。
最後に閉場式では子供達が式衆を担当し、三日間の練習の成果を発揮し、素晴らしい法要が執り行われた。
長野 第55回信濃仏教少年少女学園
【長野】第55回目となる伝統ある信濃仏教少年少女学園に、27名の小中学生が参加した。身延山での開催は五年に一度で、今回は端場房に宿泊し、仏教作法やお経練習、思親閣、御廟所参拝、輪番奉仕、菩提梯を登るなど、存分に身延山を味わい修行体験満載のニ日間だった。輪番奉仕では、内野法主猊下のお話を、神妙な表情で聞き入った。
大変だったが、楽しいことがたくさんあった、来年もぜひ参加したいという子どもたちの感想に安堵した。
静岡中 指導者育成カヌー体験
【静岡中】社会教化事業協会(四條衍明会長)は7月29日、「平成28年度教師対象・指導者育成カヌー体験」を富士宮市内房で開催し、僧侶十人が参加した。
これは、子どもたちが自然にふれたり集団のなかで助け合う精神を学ぶ機会が少なくなった現代に、僧侶が社会参加活動の一環としてカヌーを通し、自然のすばらしさを伝えられるように企画されたもの。
当日はインストラクターからカヌーやパドルの扱い方、乗り方やバランスのとり方、転覆した時の対処方法などを学んだ。半日という短い時間だったが、終わるころにはみな、カヌーの扱いに自信をもったようだった。
四條会長は「今回このような試みは初めてだが、将来的にキャンプや川遊びと、近隣の寺巡りのドッキング教室をやってみたい」と語っている。