2016年2月28日
千葉東 檀信徒研修会「いのちに合掌」
【千葉東】2月28日、多古町文化ホールに於いて、檀信徒研修会「いのちに合掌」が、千葉県東部宗務所(冨永観瑞宗務所長)と千葉県東部管区檀信徒協議会(宇野裕会長)共催にて行われ、僧侶檀信徒あわせて約500名が参加した。毎年度開催している大会で、今回は5年後の日蓮大聖人御降誕800年と、750遠忌に当たる御母堂妙蓮尊儀への御報恩、さらに当宗務所が一貫して行っている東日本大震災物故者慰霊と復興祈願をメインに行われた。
午後1時より開会式が行われ、新川智康宗務副長と宇野裕会長が開会の挨拶を述べた。
引き続き御報恩大法要が冨永観瑞宗務所長導師の下執り行われた。副導師には宗会議員と協議員と各会会長、式衆は管内全教師に出仕を願い、衣帯は宗制に則り僧階相当にての出仕、また修法師は修法衣にての出仕で行われた。今回は特別に大本山小湊誕生寺様より「日蓮大聖人御幼像」をお借りし、舞台中央に御奉安して大法要をおこなった。法要の最初には入場に合わせ出仕者の紹介もなされた。式中には「日蓮聖人奉賛歌題目」和讃の奉納、修法師によるご祈祷などが取り入れられた。参加者は、今回特別に御降誕800年慶讃事業で作成した記念品のお経本を活用しながら、お経や祈りの言葉を唱え、そしてお題目は一緒に団扇太鼓を叩
きながらと、会場一体となって厳かにもダイナミックに法要が厳修された。
休憩の後は、新田恭慈上人(慈光寺住職)による講演「ありがとう~命の喜び~」が行われた。笑いあり、感動ありの講演で、瀬戸内寂聴さんの「幸せさがし」の読み聞かせも取り入れ、皆熱心に聞き入っていた。
閉会式では各寺院を通じて募集した26名の少年少女による合唱が発表された。1曲目はアイドルグループAKBの曲で「365日の紙飛行機」を歌った。出演した子供達の紹介の後、檀信徒協議会役員も紹介して登壇して、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を一緒に合唱した。客席の多くの参加者も共に歌を歌った。子供達はわずかな練習時間だったにもかかわらず、のびのびと歌を歌い、参加者に大きな感動を与えていた。
最後に冨永観瑞宗務所長が挨拶し、お題目三唱で閉会となった。法要後にエントランスに場所を移して奉安した日蓮大聖人御幼像にたくさんの参加者が近くでお参りし、出口では日蓮宗新聞社の出店にあわせ来場してくれたこぞうくんとスタッフらが参加者を見送った。