全国の通信記事
2014年12月16日号
「得度授戒会」についての研修
【東京東】声明師会(伊藤海祐会長)では、十二月十六日、「得度授戒会」の研修会を浅草妙音寺(岡崎英雄住職)で開催し、二十名が参加した。講師の早水日秀声明導師(神奈川県本山妙本寺貫首)は僧侶となるためにまず最初に挙げなければならない儀式としての得度式について「日蓮宗法要式」(大正十年発行)「宗定日蓮宗法要式」(昭和・平成版)「充洽園全集」などに基づき詳しく講義され、得度式の大切さ、心構えなどを参加した会員に話された。後半では、実際に本堂にて参加者の前で得度式が行われ戒師(式長)、受者、阿闍梨の作法などの説明。浄髪、授服、授名のときには受者の心境、覚悟、また阿闍梨の所作、法衣、袈裟を着せるまでの間の取り方などについて細部にわたるまで説明された。研修会後の懇親会の席でも、平素疑問に思っていることなどを話し合えることができ有意義な研修であった。
2014年12月15日号
静岡中・青年五明会で歳末募金活動
【静岡中】12月15日、日蓮宗青年五明会は静岡市葵区青葉シンボルロードで、歳末助け合い募金運動を行った。
毎年12月に管内の各市内を順番に歳末助け合い行脚を行っており、本年は会員16名が静岡市繁華街に立ち、歳末助け合い募金への協力をお願いした。
多くの方が募金箱の前に足を止め、寄せられた浄財100,160円は、後日日蓮宗あんのん基金と日本赤十字社へ寄託した。
法華経一部読誦講習会の開催のお知らせ
【東京南】このたび大本山池上本門寺を会場に、法華経一部八巻読誦習熟のための講習会が開催されることとなりました。
この講習会は法華経一部を古来より続く、一々文々のオウム返しの口伝えで指導をします。
主任講師は神奈川県 長福寺 振屋裕匡上人。日蓮宗宗務院主催『沙弥対象 読経講習会』の主任講師を長年務め、身延山大学では非常勤講師として『読経』の授業を担当。一貫して法華経読誦の重要性を説かれてきた方です。
振屋上人は言います。
「皆様ご承知の通り『妙法蓮華経』の中で説かれている読誦とはまさしく一部八巻二十八品を読誦することです。法華経の読誦は我々僧侶にとって基本中の基本であり、土台・根幹です。時代が変わり、社会が変わり、我々の布教方法が変わろうとも揺らいではならない部分であると考えます。 しかし、大変残念ではありますが現状は違います。 さらには一部経読誦の指導者を見つけられない・更なる読誦研鑚の場が見つけられない等、志ある方々の求めにも応えきれていません。そんな志ある方々の助けになればとこの講習会を企画致しました。 確かに市販の仮名付き本で勉強すれば十分とお考えの方もいらっしゃると思います。しかし、私はこの考え方には賛成できません。なぜならお経の微妙な伸び縮み・アクセント・調子等は“目”からではなく“耳”からでしか理解できないからです。ここにオウム返しの口伝えで法華経読誦を習う何よりの意義があると思っています。 有り難くも講習会開催にあたって大本山池上本門寺様にはご協賛を、宗務院の方々にはご指導ご尽力を頂き、その他たくさんの方々のご支援を頂いております。 そのご恩に報いるべく、講習会が法華経読誦研鑚を志す方々の一助となるよう、講師陣一同とともに精一杯指導させて頂きます。」
今回の講習内容は一之巻ですが、今後二之巻、三之巻・・・そしてまた一之巻と年3~4回永続的に講習会を開催する予定です。これから初めて法華経一部を勉強しようとされている方、更なる読誦研鑚を積みたいと思われている方、興味のある方は是非参加してみては。
【日程】
平成27年2月16日(月)~18日(水) の二泊三日 於 大本山池上本門寺
[お問い合わせ先]
東京都港区芝1-12-12 正伝寺内
部経読誦普及委員会 事務局 田村完浩
電話 090-9386-0565
メールアドレス budoku69384@gmail.com