全国の通信記事
2014年10月26日号
素直な心で今を大切に
【鳥取】宗務所(石指浩絃所長)檀信徒協議会(鉄本忠宏会長)主催の「平成二十六年度日蓮宗鳥取県檀信徒研修大会」が十月二十六日(日)、東伯郡琴浦町カウベルホールで開かれ、僧侶檀信徒約三百三十人が参加した。
午前の部では、ヨーガインストラクター小谷真理子氏を講師に招き、呼吸法や椅子に座りながら出来るヨーガ等を行い参加者から笑みもこぼれた。その後青年会(米涌玄雅会長)より、九月三日から二泊三日で行った東日本大震災慰霊法要・行脚のスライドショーを使っての報告と千羽鶴作成の御礼のあいさつがあった。石指浩絃所長導師のもと唱題行を行い檀信徒と共にお題目を唱え、檀信徒の信行と併せ、東日本大震災、広島土砂災害、近年頻繁に起こる自然災害のおける物故者への祈りをささげた。
午後の部では、東京都蓮華寺住職橘高智光僧正を講師に招き、「修証一如」と題して講演。「過ぎにし事を悲しまず 来らぬ事にあこがれず 今あることに身を以てばその顔色や朗らかなり」と三唱し、あっという間の人生、今が一番大切だよ。と語りかけ、与えることに見返りを求めない母の心とは菩薩の様であると話し、例え話を巧みに親の有難み、お年寄りを大事にすることを説き、素直な心で今を大事に、学んだことを頭の中にとどめるのではなく実践にうつすことが大事。頭も身体も使うことが長生きの秘訣としめくくられた。
北海道東 五名の新住職が誕生
【北海道東】10月26日、芽室町実勝寺において僧侶檀信徒約一八〇 名が見守る中、師僧第4世内山智修師(前宗務所長、境諦院日乗上人)の遷化に伴い、内山智洋師(宗会議員、正干与帯広市法華寺住職)を通じて、第5世内山智伸師への法灯継承式が営まれた。
本年4月に遷化した前宗務所長に代わって、この間既に4カ寺の法灯継承式を見届けた室伏見秀新宗務所長(釧路市法華寺住職)は、勇退した各師を労いながら「広大な北海道東部管区において、5名もの新住職が産声を上げたことは、正しく新時代の到来を感じさせるものであります。どうか宗門の為、法華経の為、檀信徒と一丸となって御精進頂きたい。」と述べた。
また、新住職に就任した内山智伸師は、「師父が育んだ檀信徒との信頼関係を大切にしながら、この法華道場を一大拠点に布教邁進して行きたい」と抱負を述べた。
本年東部管区において営まれた法灯継承式は次の通り。
6月29日、大樹町顕法寺、第3世鈴木智道師から第4世鈴木智善師への法灯継承式。
8月31日、北見市留辺蘂妙法寺、第3世久富諦順師院首就任式、並びに第4世久富慈順師への法灯継承式。
10月11日、陸別町妙法寺、第2世早田壽甫師院首就任式、並びに第4世早田壽見師への法灯継承式。
10月22日、中標津町妙宣寺、第4世東海林旭淳師から第5世東海林旭城師への法灯継承式。
2014年10月25日号
福井南・檀信徒のつどい
【福井南】宗務所(松浦英明所長)と檀信徒協議会(小野泰孝会長)共催の「檀信徒のつどい」が昨年10月25日、小浜市妙興寺(遠藤哲示住職)で開催され、檀信徒約100人が参加した。
三木天道師(京都市教法院住職)が「合掌~なぜ数珠を綾にするのか~」と題して法話を行った。三木師は体験談を交えながらわかりやすい言葉で合掌と数珠の大切さを解説。参加者からは「わかりやすく、笑いもあり、いい法話でした。また参加したい」といった声が上がっていた。