2014年2月14日
高津憲悠上師 帰山式
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【三重】全国的に豪雪となった二月十四日、三重県伊勢市常明寺(高津憲城上人住職)において、常明寺宗徒、高津憲悠上人の第一百日成満帰山奉告式がとりおこなわれた。
比較的温暖な三重県にあっても、この日は昨夜からのぼたん雪が降り積もり、あたり一面が雪化粧に覆われた。そのため、足場の悪さから行列は中止。檀信徒もともに直接、帰山式会場の常明寺に足を運んでの帰山奉告式厳修となった。
「ええ日になりまして」
本堂内から外を見て、あるお上人の口からそんな言葉がポツリと漏れる。
本堂前を見ると、檀信徒の皆さんが水行の準備をしている。
境内の木々、水盤や水桶、細い縄の上、水桶やすのこに積もるの雪を払う檀信徒の手や肩、それを見守る住職の高津憲城上人の上にも雪はとめどなく降り積もってゆく。
そんな大荒行堂の修行をこの場に持ってきたかのような、そんな凍てつくようなこの光景は、確かに価値ある一百日の修行を報告するにはまさに『ええ日』といえるだろう。
この日の帰山奉告式には高津憲悠上人のほか、第参行を成満された高津崇弘上人(三重県名張市箕曲教会担任)以下計五名の成満僧が参加。午前十時より行僧上人一同による水行披露がおこなわれ、声すら凍てつくような雪景色の中、行僧上人の読経と水行の音が響き渡っていた。
午前十時半より帰山奉告式が厳修。高津憲悠上人は、日蓮宗三重県修法師会顧問 高津憲周上人(三重県名張市妙典寺住職)より許証伝達と祝辞を頂いた。
高津憲周上人は「ただいま一百日の加行を終えられたばかり。師匠様や先代・先々代を見習い、これからますます精進して頂ければと思います」と述べられた。
つづいて、三重県宗務所長 田中正法上人(三重県伊賀市上行寺住職)より祝辞を受けられた。田中上人は「これから、より一層のご精進を期待しております」というエールに憲悠上人は振り絞るような声で返事を返していた。
次に、先輩上人を代表して高津崇弘上人より祝辞をいただいた。高津崇弘上人は、「参行と初行という立場ではなかなか声をかけることもできないが、もしもの時は手を差し伸べようとも思った。しかし、堂内での憲悠上人の後ろ姿を見た時、自身を大荒行堂に送ってくれた師匠・檀信徒のことを胸にきちんと修行をしている、心配はない、と確信しました」と行堂内での姿を紹介し、お祝いの言葉を述べられた。
次いで、檀信徒を代表し、常明寺総代の田端治夫様より祝辞を頂き、憲悠上人はその言葉に深々と頭を下げられていた。
師匠の高津憲城上人の挨拶の後、高津憲悠上人本人が謝辞が述べられた。
憲悠上人は、「何があろうともがんばろう、そう思って入った荒行堂だったが、思うよりもはるかに厳しく…。そんな修行を耐え成満することが出来たのは、励ましてくれた皆さんの助けがあったからこそです」と感謝の思いを述べられた。
「今後は、皆さんへの感謝の気持ちをお返しするため常明寺でがんばってまいります」と涙ぐみながら決意の言葉を述べられていた。



















