2013年5月19日
「語り部と心のやすらぎコンサート」 鎌倉市薬王寺
【神奈川二】鎌倉市薬王寺(大埜慈誠住職)で5月19日、『語り部と心のやすらぎコンサート』が、当山の第七二〇回開山会にあわせて開催され、檀信徒含め約八十名が参列した。
今年は東日本大震災三回忌も合わせて営まわれ、法要の後には、津波で甚大な被害を受けた岩手県大槌町から無事生還された夫婦を招いて、東日本大震災語り部をお聞きした。
当時の生々しい写真や映像を用いて、地震が起きてから津波が街を襲うまでのこと、津波が去った後の火事のこと、そしていつまで経っても来ない救助に対する苛立ちなど、当時の心情をありのままにお話頂いた。「津波が襲ってきたときは、あまりの高さに恐怖よりも唖然としてしまった」との言葉が特に印象的であった。参加者は真剣な眼差しで耳を傾けていた。
語り部の後、土笛奏者「縄文笛毅」氏によるコンサートが行われた。氏は、インド遊学中に病を患い左目を失明。1人で生活することもできなくなってしまった。そんな失意の中、土笛と出会った。土笛を自作して全国各地で演奏活動を行なっている。参加者は、素朴ながら力強い太古の音色に心酔していた。
大埜慈誠住職は、「江戸時代から続いてきた伝統の開山会を「開かれたお山の会」としてお寺を解放する会にしてから7年。人が何かを感じに、笑いに、感動しに、日頃の悩みを忘れに訪れてくれます。人の心のよりどころとして今後も続けていきたい。また、被災地の復興もまだまだこれから。復興への想いも、来山者と共有できる活動も続けていきたい」と話した。



















