全国の通信記事
2021年12月6日号
新潟北 本山妙照寺の火災
【新潟北】12月6日正午前、佐渡市市野沢の霊跡本山、妙法華山妙照寺で火災が発生した。佐渡市消防本部によると、本堂・祖師堂・三十三番神堂・庫裏の四棟が全焼した。この火災で消防団員1名が軽傷を負った他、けが人はいなかった。妙照寺は、宗祖日蓮聖人御流地の一谷(いちのさわ)に建立された寺で、文永10年(1273)4月に「観心本尊抄」を述作、同7月「大曼荼羅本尊」を図顕された聖地。来年、文永10年より750年の御正当を迎える当地の悲報に、宗門各会から焼失を惜しむ声が寄せられた。
2020年10月4日号
新潟北 降誕800年・佐渡法難750年記念管区大会
【新潟北部】10月4日、佐渡市本山妙宣寺において、新潟北部管区(豊田見栄所長)主催による日蓮聖人降誕800年・佐渡法難750年記念管区大会が開催され、教師・檀信徒計61名が参加した。コロナ渦における衛生管理の下、開式後、日蓮聖人御降誕800年慶讃と佐渡御法難750年御報恩を兼ねた記念法要を厳修、続いて、講談協会常任理事一龍斎貞花師による講談『日蓮聖人佐渡御法難七五〇年』が口演された。雪吹き込む三昧堂で三大誓願を示された『開目抄』、法華経信仰の真髄を
示した『観心本尊抄』、本門の本尊『大曼荼羅』の図顕
、弟子日朗上人が佐渡島へ持参された御赦免状の披見等、日蓮聖人佐渡御流罪中の事績が、名人域の弁舌により臨場感をもって語られた。
2019年10月26日号
新潟北 第29回北陸教区檀信徒研修道場
【新潟北】新潟県北部宗務所(豊田見栄所長)では10月26日(土)、佐渡市真野の本山妙宣寺(関日道貫首)において第29回北陸教区檀信徒研修道場が開かれ島内外より64名の檀信徒が参集した。
午前10時より馬田行康教区長導師のもと法味言上、記念撮影、写経、つづいて、愛知県田原市法華寺住職豊田慈證上人を講師に迎え「お題目結縁-佐渡法難と阿佛房夫妻-」を演題に高座説教をいただいた。
説教では、佐渡での阿佛房・千日尼夫妻の日蓮聖人へのお給仕とお題目との結縁に触れ、佐渡での聖人の苦労をお話しされた。午後からは日蓮聖人が千日尼に授与された「女人成仏の御曼荼羅」を拝観し、参加者からは聖人直筆の大きな御曼荼羅本尊を前に感嘆の声があがっていた。その後休憩をはさみ、唱題行、写経開眼、閉場式と続き、一同解散となった。