全国の通信記事
2023年10月5日号
佐賀 第38回九州教区檀信徒研修道場
【佐賀】宗務所は10月5~6日、唐津市の宿泊施設(ホテル&リゾーツ佐賀 唐津)で第38回九州教区檀信徒研修道場 佐賀大会を開催し、九州各地より100人の檀信徒が参加した。開講式で黒木浩順教区長を導師に法味言上ののち、京都府教法院三木天道師により「お題目 初歩のホ」と題して講義が行われた。
講義では、仏教の初歩~法華経の初歩~日蓮聖人とお題目の初歩と、三講に分けてそれぞれ丁寧に理解しやすく話した。三木師は「私達は本仏と同体で、すでに生かされ救われているという自覚を持ち、お題目が自然に唱えずにはいられないという境地を目指しましょう」と語り、今回初めて参加の女性は「理解していたようでそうではなかった。これから先の信仰の糧になりました」と語った。
閉講式にあたり、佐賀県檀信協会長大串和夫氏が「ここで得た知識を深め、法華経お題目を次世代に伝えるために精進します」と誓いの言葉を述べた。また松島正英所長より参加最多数参加者と最高齢参加者へ記念の品を贈呈し、お元氣で更なる信心に励んで下さいと言葉を送った。
2日目は唐津の名所を巡る観光を行い、昼食には名物呼子のイカ料理に参加者は舌鼓を打った。全日程を終え、参加者はお題目を胸一杯に家路に向かった。
2023年5月29日号
佐賀 婦人部統一信行会
【佐賀】5月29日、小城市のゆめぷらっと小城で、佐賀県宗務所主催の婦人部統一信行会が開催され、県内の僧侶檀信徒130人が参加した。開会の後、大野
真如師(一般社団法人あまね代表理事、佐賀・勝嚴寺)による講演、その後、管区青年会長藤井智孝師による唱題行研修が行われた。
講演では、「重症児と地域で最後まで暮らす」のテーマのもと、なぜ自分が重症児と共に生きるのかということについて、宮澤賢治や綱脇龍妙上人を例に挙げ、実践する宗教者でありたいからと述べた。また、実践する宗教者の、実践するとは但行礼拝、すなわち人間礼拝すること、人間礼拝とは人間を尊重することであり、困っている人を見捨てないこと、これが仏道修行であると述べ、重症児が住みやすい地域をつくることが出来るよう、これからも挑戦を続けていくという熱意を示し、講演を終えた。
2023年5月15日号
佐賀 本山光勝寺報恩読誦会
【佐賀】鎮西本山松尾山護国光勝寺で5月15日、読誦会が営まれ僧侶20人が出仕し、力強い読経の声が本堂中に響きわたった。同大本堂は286年ぶりとなる令和大改修事業に当たり6月から解体工事が始まるため、本堂で行う最後の法要となった。着工間近の堂内は、全ての荘厳具が取り外され、檀信徒も感慨深げに見守った中、松島日應貫首は、先師が繋いできた大本堂に報恩感謝の回向を捧げ、「歴史を語るのは伽藍、その伽藍を未来へと引き継ぎたい。」と意気込みを語り、引き続いての支援と、工事の安全を願った。