2026年3月29日
長崎 原城一揆死没者慰霊
【長崎】去る3月29日。長崎県南島原市 良国寺(楠本 霅昇住職)は、近隣日蓮宗寺院有志と共に南島原市 原城址において原城一揆死没者慰霊行脚並びに法要を行った。
今でこそ世界遺産として登録され、観光名所として賑わう原城址であるが、約390年前、キリシタン信仰がなかったこの地において、幕府軍12万5千人の軍勢によって、原城に3万7千人余りの立てこもっていた反乱(農民)軍が非業の最期を迎えた所であることは忘れてはならない。
この戦により両軍合わせて約4万人の人命が失われ、国内の農民一揆として外に類を見ない歴史であり、日本史において「島原の乱」のフレーズは皆様も記憶に残っていることでしょう。
桜舞う当日、鶯の鳴き声と共に檀信徒・市内外民ら約60名が参列し、当地一帯に散乱していた遺骨を集め納められた「ホネカミ地蔵」前にて一読・献花が行われた。その後、広場にて慰霊法要を行い、供物並びに10万枚のお題目写経が、眼前の有明海へと供養のため散舞された。
楠本住職は最後に「この地に住む者として、歴史的事実は厳粛に受け止め、この戦において亡くなられた全ての方の慰霊は続けていかなくてはなりません。今の時世を鑑み、何が大事なのかもう一度考え直していきましょう」と挨拶。
信仰する者として・宗教者として、もう一度改めて考え直さなければならない時世に、今の私たちはいるのではないかと痛感した。



















