2026年3月25日
北海道北 いのちのシンポジウム
【北海道北】令和8年3月25日、旭川市妙法寺にて宗務所主催の研修会「いのちのシンポジウム」が開催された。15回目を迎える今回は「被災地から学ぶいのちの尊さ」をテーマに掲げ、
石川県珠洲市本住寺住職、大句哲正師を講師をお招きした。北海道北部地方の3月下旬は、まだ雪が残っており移動も大変な時期ではあるが、檀信徒、教師、寺庭婦人を合わ
せ56名の参加者が集まった。
今回、講師を務めてくださった大句師のお寺も2年前の能登半島地震で全壊し、未だ再建の目処も立っていない状況にも関わらず、千数百キロ離
れた旭川まで来てくれました。「いのちに合掌〜能登半島の被災状況 当時と現在について〜」という演題のもと、発災直後から現在に至るまでのご自坊や近隣のお寺、また
珠洲市街地の写真をスライドで映しながら、当時の状況を2時間にわたって語っていただきました。参加者も新聞やテレビで被害の大きさを十分に知っているが、改めて悲惨な
状況を目の当たりにし、言葉を失っていた。私自身もこの講演で初めて知ったのだが、令和4年と5年にも大きな地震が起こっており、本住寺も鐘楼堂やお墓が倒壊する等の大
きな被害を受け、その修復をようやく終えて間もないところに令和6年の地震により本堂が全壊したのである。最後の質疑応答では、参加者の一人が涙を流しながら大句師に応
援の言葉をかけられていた。参加者にとって遠く離れた地で起きた地震であるが、今回の講演でより身近に、そして現実的な出来事となったのではないだろうか。それだけでも、
この研修会を開催した意義があると感じている。
閉会式では、穂坂孝史宗務所長導師のもと参加者全員で自我偈をお読みし、犠牲となられた方々の慰霊、被災地の早期復興をお祈りした。



















