2026年3月25日
京都1 浄土真宗西本願寺参拝研修
【京都1】令和八年三月二十五日、京都市下京区の西本願寺において、諸宗遊学の一環として参拝研修が実施され、管内教師十二名、寺庭婦人二名の計十四名が参加した。
当日は午前九時五十分に本願寺北側駐車場に集合し、安穏殿にて勤行に参列した。『仏説無量寿経』偈文による節付読経は、抑揚豊かに堂内に響き渡り、日頃親しむ読経とは異なる趣の中で、浄土真宗の儀礼の厳粛さと美しさを体感する機会となった。
続いて行われた法話では、浄土真宗本願寺派布教師の若林唯人師が登壇し、阿弥陀仏の本願を軸とした教えを、平易な言葉で丁寧に説かれた。その語り口は、聴衆に寄り添いながらも教義の核心を的確に伝えるものであり、他宗における法話の実践を学ぶ貴重な機会となった。
その後、御影堂や阿弥陀堂をはじめ、通常非公開である国宝・飛雲閣、さらに書院の襖絵や天井画などの拝観が行われた。壮麗な堂宇と洗練された意匠の数々は、浄土真宗の長い歴史と美意識を今に伝えるものであり、宗教空間が持つ力とその表現の豊かさを実感するひとときとなった。
昼食はデュシタニ京都にてとられ、和やかな雰囲気の中、参加者同士で活発な意見交換が行われた。それぞれが当日の学びや気づきを共有し、今後の教化活動にどのように活かしていくかについて、率直な議論が交わされた。
本研修は、他宗の教化実践に直接触れることを通して、自宗の在り方を見つめ直す貴重な機会となった。単なる施設見学にとどまらず、実際の勤行や法話を体験したことにより、布教の現場における工夫や姿勢について具体的な示唆を得ることができた点は大きな成果である。
また、歴史的建造物や宗教空間に身を置くことで、教えがいかに形として表現され、今日まで伝承されてきたかを体感的に理解することができた。今回得られた知見は、今後の法要や法話、さらには檀信徒との関わりの中で活かされ、各々の教化活動の充実につながることが期待される。



















