2025年7月28日
長崎 第44回夏季仏教修養道場
七月二十八~二十九日、長崎県島原地区寺院で結成する「普賢会」は第四十四回夏季仏教修養道場を雲仙市 一妙寺を主会場に開催し、小学一年生~中学一年生の二十九名が参加した。
学校教育も多様化し、夏休みでも巣ごもりがちな子供たちを集めて、宗教教育と修養を根本とし普段の生活から離れた非日常的な活動を増やした内容で毎年実施し、今回で四十四回目を迎え、親が道場生という子も少なくない。
今の世情をみてみると、犯罪の低年齢化や複雑化・様々な自然災害や温暖化・外交問題などと沢山の諸問題を抱えていることがわかる。しかし、様々な問題を抱えていながら、私たち一人一人の関心が非常に薄いのが現実でもある。
そこで今年は、終戦八十年という節目の年。私たちは様々な命の「おかげ」を戴きながら日々生活していることを今回のテーマのひとつとして、仏教の教えを通して自分の肌で、様々な事に子供たちや私たち大人が少しでも関心を持ってもらえるように一日目は、マナー講習やワークショップ行い、道場生がお題目の写経と様々な想い・願いを一枚の紙に書き込み自身のお守りを作成。作成したお守りは夕方のお勤めの際、子供たちのお経の声とともに、入魂式を行った。
その後、震洋特攻隊の基地跡に移動し、地元の有識者である茂 和夫氏(日誠寺檀徒)に案内並びに説明をいただいた。夜は、飯盒炊飯やカレー作りを体験。スイカ割や花火を行い、にぎやかに一日目が終了した。
二日目は、地元の水産会社「ふくのたね」さんの協力の下、養殖場見学や養殖体験。また、魚の捌き方・切り身のやり方などを一人一人が体験した。家族形態が変わり、日頃家で調理することがなくなった子供たちは、昨晩の夕食と今回の体験を通し「生き物の命をいただく有難さ・作ることの大変さ・楽しさ」を肌で感じ、一人一人が様々な「おかげ」を戴きながら、生活していることに気づいたに違いない。
子供は本当に素直である。このような子供たちと一緒にこれから先、私たち大人は何をどう伝えていかないといけないのか、真剣に考えないとならない。
常識や考え方の大事な基準である宗教教育を学び・伝えることが、私たち大人 特に宗教者の役割であり、伝えることによって、大人自身も学び子供も得がたい体験をすることに意義を感じた充実した夏の二日間であった。

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