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2025年7月4日
高知 高知大空襲追善慰霊行脚
【高知】第二次世界大戦中に400人以上が犠牲となった高知大空襲から7月4日で80年となり、宗務所(齊藤隨理所長)による追善慰霊行脚が高知市で行われた。管内教師8名が参加し、戦没者の慰霊と共に、立正安国・世界平和への誓いを新たにした。
米軍機による高知市への空襲は計7回、そのうち最も被害が大きく及んだのがこの日の「高知大空襲」である。高知市筆山町の要法寺(橋田文妙住職)の境内は、空襲犠牲者の遺体安置所となり、多くの約半数の遺体が運び込まれたと伝わる。
行脚隊は午前8時30分に要法寺を出発し、寺のすぐ近くを流れる鏡川沿いに建てられた平和祈念の碑を訪れた。市主催の慰霊祭の開催に先立ち、齊藤所長導師のもと読経唱題を捧げた。
四国地方は今年、観測史上最も早い梅雨明けが報じられ、朝から気温30度を超える真夏日となった。参加した教師は一様に汗を流しながら、団扇太鼓の打ち鳴らしながら、お題目を声高らかに唱え練り歩いた。



















