2025年6月2日
新潟西 霊泉の水で作られた美味しいパン
【新潟西】日蓮宗の寺ゆかりの地から湧く水が使われたパンが地元の話題となっている。長岡市内で運営されている指定障害福祉サービス事業所「和島トゥー・ル・モンド」にある「パン工房 アルモニエ」は平成二十七年の設立以来、製造するパンに『井戸神さま』と地域住民から親しまれている湧水を利用。この水が湧くのは長岡市・乗光寺の飛地境内で、新潟県の名水百選に「霊泉」の名で選ばれた有名なスポットである。昔から眼病に効ありと知られている。乗光寺は歴代に身延山久遠寺の住職となった潮文院日逞上人がおり、寺の整備に力を尽くした。アルモニエの(職員・菊地恵美子さん)or(パン職人)によると、「この水は超軟水なので小麦との相性が良く、質の高い、美味しいパンに仕上がります」という。たくさんの種類のパンを揃えていることもあり、遠方から買い求めに来るファンも多い。本年、由緒寺院の村田妙法寺で営まれた開山法要の折には、参道で「妙法寺マルシェ」が開催された。アルモニエはこのマルシェに出店し、多くのパンを並べ販売。訪れた人々が次々と購入し好評だった。日蓮宗寺院が林立する『保内郷』と呼ばれる地域からほど近くで運営されている和島トゥー・ル・モンドには、パン工房のほかレストランも併設されている。参拝の折には立ち寄られて、「日蓮宗寺院の霊泉」ゆかりのパンを賞味してみてはいかがでしょうか。