2025年4月24日
新潟北 本山妙照寺新本堂上棟式
【新潟北】4月24日、佐渡市市野沢の霊跡本山妙照寺(鈴木日教貫首)で新本堂の上棟式が執り行われ、総勢約100名が参列した。「上棟報告式」は、堂内にて関係者・檀信徒・地元建築学校生徒等の見守る中、鈴木貫首の導師の下で読経・修法等が厳修された。続いて、雑司ヶ谷法縁理事長 近江正典上人の祝辞、鈴木貫首より「旧本堂は、茅葺屋根の十二間×九間という大きな本堂でした。三百年以上風雪に耐えて建ちつづけてきました。新本堂は七間四面の本堂で以前よりは少し小さいものです。一日も早い建設を望む声があり、支援の寄付金を有難く頂き、新本堂上棟式をここに厳修することができました。これもひとえに、仏祖三宝の御守護は勿論、浄財を寄せてくださった、日蓮宗、全国の寺院、そして檀信徒の皆様の御協力の賜物と思い、こころから感謝申し上げます。当山は復興の第一歩を踏み出しました。棟札には観心本尊抄の[三災を離れ、四劫を出たる常住の浄土なり]と書かせていただきました。今後当山本堂が末永く続きますようにとの願いが込められております。」との謝辞が述べられた。
次に「上棟ノ儀 工匠式」が工匠長のもとで執り行われた。本堂前にて、屋根上の大棟より渡らせた紅白の綱を参列者が引く「曳綱ノ儀」、堂前で振る幣束に合わせて棟上の柱を槌で打つ「楝打ノ儀」等が披露された。最後に鈴木貫首を始め近江理事長・檀家総代等が屋根に上がり餅をまく「散餅ノ儀」が行われ、沢山の餅や菓子等が空を舞った。
妙照寺は令和3年12月6日の火災により本堂・祖師堂・三十三番神堂・庫裡の四棟が全焼し、今回の本堂再建を始めとして復興を目指している。新本堂は令和8年秋に完成予定。
※妙照寺の復興再建勧募金は、以下の郵便振替口座にて受け付けている。
ゆうちょ銀行、口座名:妙照寺復興会、口座番号:00530-7-49411