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2025年3月6日
茨城 害救援対策支部講習会
【茨城】茨城県災害救援対策支部(相田要練支部長)は、県檀信徒協議会(熊王康宏会長)協賛のもと、3月6日に星宮寺(相田要練住職)で講習会を開き、僧侶・檀信徒約120名が参加した。今年の大荒行を終えた僧侶らが災害犠牲者慰霊・被災地復興祈願の法要を行った後、講談師の一龍斎貞鏡師が、「祈りの心」と題して本堂で講談を行った。
一昨年、真打に昇進した貞鏡師は、2月に出産を終えたばかりで、今回が出産後の初講談となった。新作講談として、自身や父、夫、子ども達との生活をユーモアを交えて紹介。夫婦のすれ違いがあった中、講談の師匠である父の突然の死に直面し、すれ違いを乗り越えて道を精進していく覚悟と絆が深まったことを明かした。そして、自分や大切な人にいつ「まさか」が訪れるか分からないという認識が、災害への心構えにもつながると語った。笑いと涙が交じる講談に、会場から盛大な拍手が送られた。