全国の通信記事
2025年2月23日号
山梨4 赤城顗俊師帰山式
【山梨4】令和七年二月二十三日、山梨県中央市延福山妙泉寺にて現住職赤城顗俊上人の第二二行成満帰山奉告式が執り行われた。
式に先立ち、六十名を超える檀信徒・管内修法師会会員僧侶らが見守る中、九名の出仕行僧と共に水行に臨み心身を清め、その後、本堂にて帰山報告式が厳修された。赤城師らの力強い御宝前法楽の姿と凛とした報告文に、参列の檀信徒らは熱心に手をあわせていた。
最後の謝辞では赤城師より「ご参列頂いた皆様、お力添え頂いた関係者皆様に心より御礼申し上げます。今回の行では自分のことよりも、この人の為に、この人の願いの為にと、自分は犠牲になってもいいから皆様一人一人の祈りや願いの為に頑張りたい、そういう気持ちで修行をしてきました。
自分はこれからも、僧侶として一番大事な「修行」を一生懸命精進し、僧侶としてやるべきことをしっかりとして、ここにいる皆様と未来を歩んでいきたいです。」と一心に合掌し思いを語ってくれた。
山梨県第四部 通信員支局長 石原学司
鳥取 生田竜聖師帰山奉告式
【鳥取】2月23日、日南町解脱寺(生田享也住職)に於いて第再々行を成満した生田竜聖上人(解脱寺副住職)の帰山奉告式が行われた。
前日の降雪が嘘のような晴天に恵まれ、9名の行僧と檀信徒と共に唱題行列した。竜聖上人の帰りを待つ檀信徒、寺族が出迎えた。
雪の降り積もった中、迫力のある水行が行われた後に奉告式、法楽加持が挙行された。謝辞に於いて竜聖上人は修行中に心が何度も折れそうになった事や一人で荒行を完遂する事はできないと思った事を述べ、自身の帰りを待ってくれていた檀信徒、寺族に感謝の言葉を伝えた。
千葉東 読誦研修会
【千葉東】2月23日、香取市実相寺(冨永観瑞代務住職)において、読誦研修会が千葉東部青年会(長谷川雄宣会長)主催で行われた。修法師会と寺庭婦人会の会員及び管内有志の教師合わせて23人が参加した。妙法蓮華経の方便品・提婆達多品・自我偈・神力偈の訓読を行った後、如来壽量品の真読を行い、修法加持を修法師が行った。
冨永観瑞代務住職は挨拶で、実相寺は不受不施派の僧侶の学校すなわち檀林で、多くのお坊さんが修行した所です。本日も大勢で読経修行でき、かっての修行僧も悦んでいることでしょう。また、令和元年の台風で窓は吹き飛ばされ、大きな樹木も倒され、大変な被害でした。檀家十数軒では何も出来なかったところ、宗門の補助金や有志の義援金で本堂も客殿も修復する事ができ、その後報恩も兼ねた読誦研修会が毎年開催でき、有り難い限りです。(高橋廣存通信員)