2024年12月14日
京都1 四十七士記念義士祭
【京都1】12月14日(火)、京都市左京区にある本妙寺(橋本一妙住職)にて、京都義士会主催の「四十七士記念義士祭」が執り行われた。義士祭は、赤穂浪士の討ち入りの日に合わせて毎年開催されており、多くの来賓や参拝者が集まりまった。
午前10時からは、本妙寺本堂東側にある義士堂で義士追悼法要が厳かに営まれ、午後1時からは本堂にて琵琶の演奏奉納が行われた。会場には兵庫赤穂義士会の来賓や檀信徒、一般の参拝者が訪れ、静かに手を合わせて義士たちの霊を慰めた。
本妙寺は「赤穂義士の寺」とも称されており、四十七士のうち、吉田忠左衛門、その子の吉田澤右衛門、そして忠左衛門の実弟である貝賀彌左衛門の三義士にゆかりの深い寺院です。義士堂には四十七士全員の木像が安置されており、一人ひとりの像は力強くも凛とした表情を見せている。
当日は、義士たちの遺品や遺墨の展示も行われ、一般参拝者にも公開された。討ち入りの日に思いを馳せた参拝者たちは、義士たちの生き様に思いを巡らせた。
天気は雨模様で、時折強まる雨脚の中、境内ではテントが設けられ、参拝者たちは温かいそばに舌鼓を打ちながら語らいのひとときを楽しんだ。参拝に訪れた男性は、「討ち入りの日は雪が降ったと聞いていますから、もしかするとこの雨も雪に変わるかもしれませんね」と微笑みながら、浪士たちの姿を思い浮かべていました。